「もっと遠くにルアーを飛ばしたい!」
「あのナブラまで届いたら絶対釣れるのにな・・・」
ショアジギングなどの海のルアーフィッシングをする人なら、誰もが一度は思うことでしょう。海のルアーフィッシングにおいて、飛距離は正義ですからね。
私も最初の頃は全然投げれませんでした。ですが、色々と調べて工夫していくうちに少しずつ伸びていき、今では無風で100mを超えるまでになりました。
今回は私の経験も踏まえて、ルアーの飛距離を伸ばすために押さえておきたいポイントをご紹介します。
皆さんのルアーが沖のターゲットまで届くお手伝いができれば幸いです!


ショアジギングにおける飛距離の重要性

堤防や砂浜、磯からのショアジギングにおいて、飛距離はとても重要です。なぜなら、ある程度まで遠投しないと釣れない(釣れにくい)状況が存在するからです。例を挙げると以下のような状況ですね。
- 遠くでナブラが起きていて、近寄ってくる気配がない
- 沖に良い潮目が出ている
- 魚が付くポイント(岩礁帯、かけあがり など)が沖にある
- とても遠浅のサーフ
などなど
魚が岸際に寄っている時や、ある程度水深のある大型港湾で釣る場合は、それなりの飛距離でも釣れるときは釣れます。ただ、上記のような状況においては、あと10m・20mの飛距離が足りないために全く釣れなかったりします。逆に届いた場合は爆釣することもあり、釣果に天と地ほどの差がつくこともあります。
「あと10m伸びていれば・・・」
そんな悔しい思いをしないために、なるべく飛距離を稼ぐ準備をしておきましょう!
それでは具体的な方法をご紹介しますね!
【方法①】飛びやすいルアーを使う

当たり前ですが、ルアーのシルエット・バランスは飛距離に大きく影響します。飛距離を重視するなら、次のようなルアーを選びましょう。
- コンパクトなシルエットのルアー
- 比重の高い素材を使ったルアー
- 後方重心のルアー
一つずつ見ていきますね。
▼飛距離が出るメタルジグはこちらの記事にもまとめてあります。

コンパクトなシルエットのルアー
シルエットがコンパクトなルアーは、空気抵抗が小さくなるので飛距離が出やすくなります。ギュッと小粒な形をしているルアーを選びましょう。
メタルジグだと、「ムーチョルチア」、「ギャロップロングキャスト」などはかなり飛距離が出ますね。
プラグだと「コンタクトフリッツ」、「モンスターショット」あたりですね。
比重の高い素材を使ったルアー
比重の高い素材も、シルエットがコンパクトになるので飛距離を稼ぎやすいです。メタルジグで言うとタングステンを使用したもの、プラグで言うとボディに金属のウエイトが入ったものですね。
素材 | 比重 | 特徴 |
---|---|---|
鉛 | 普通 | 最も一般的なメタルジグの素材。安価。 |
タングステン | 大きい | シルエットが小さくなるのでマイクロジグなどに使用される |
亜鉛 | 小さい | 沈下速度が遅いので、サーフ用ジグなどに使用される |

後方重心のルアー
後方重心のジグも飛距離を稼ぎやすいです。投げると重心が前方を向くので飛行姿勢が安定するからですね。シルエットがそこまでコンパクトじゃなくても同じくらい飛ぶルアーもあります。
▼メタルジグのバランスについてはこちらで詳しく解説しています。

後方重心のジグの中では、「ジャックアイマキマキ」「ジグパラジェット」あたりが使いやすいですね。
【方法②】ロッドとルアーのバランスを見直す

ロッドとルアーのバランスも重要です。
重過ぎも軽すぎも×
重いルアーは物理的には確かに飛びやすいですが、ロッドに対してオーバーウェイトだと逆効果です。逆に軽すぎてもロッドの反発を活かせないので遠投できません。
基本的には、表記されている上限・下限より20〜30%余裕を持たせた重量のルアーが使いやすいです。(例 上限60gのロッドであれば、40〜50gのジグが最適重量)

【方法③】ロッドのパワーを上げる

ロッドのパワーを上げるのも一つの方法です。
パワーがある→ハリがあって飛びやすい
ロッドはパワーが高い方が硬くハリがあります。なのでパワーが強いほうがキャストしたときの反発力が強いので飛ばしやすい傾向があります。
硬すぎは逆効果
ただ、闇雲にパワーを上げるのはおすすめできません。理由は以下の通りです
- 慣れてないと逆に飛ばない
- そのポイントの最適ウェイトを外れてしまう
パワーがあるロッドはそれだけ硬く重いです。ということはキャストにもある程度コツと力が必要になるということです。ポイントにもよりますが、はじめたての方はMHクラスまでをお勧めします。
また、パワーを上げるということは使うジグの重量も上げなければいけないということです。(上記【方法②参照】)例えば遠浅で100m先でも水深2mしかない場所で80gのジグを使ったらどうなるでしょうか?あっという間に着底してしまい、ジグを見せる間が作れませんね。
このように、ジグを重くして飛距離を稼いでも、そのポイントに適したウェイトを大きく外れてしまっては、釣れなくなってしまうということもあります。

【方法④】長いロッドを使う
ロッドが長くなるとそれだけ遠心力も大きくなるので飛距離は伸びます。
最初は9.6ftがおすすめ
ある程度の飛距離を求めるなら、9.0ft以上は欲しいところです。ただ、あまり長いと取り回しが大変です。最初は9.6ftくらいが飛距離も出て取り回しもそこまで難しくなくおすすめです。

10ft以上は飛距離を出すためのモデル
慣れてきたら、10ft以上にチャレンジしてみてもいいでしょう。飛距離は出ますよ!ただテトラ帯や狭い堤防では使いにくい場合もありますが・・・。メインで使うフィールドで使いやすいかイメージしてから選びましょう。
サーフがメインなら10ftはおすすめですね!飛距離が出るというのもありますが、浅いエリアでルアーを底から浮かせるのにとても便利だからです。
【方法⑤】ガイドの大きいロッドを使う

ショアジギング専用ロッドの方がガイドが大きい
ガイドが大きいと、ラインとガイドの摩擦が小さくなるので飛距離が出やすいです。特に、ロングリーダーにせざるを得なくて結び目がガイドの中に入ってしまう状況の場合、ガイドは大きい方がいいです。ガイドが小さいと飛距離以前に糸がらみなどのライントラブルになりますので。
ショアジギング専用ロッドの方が、シーバスロッドなどよりもガイドは大きめの傾向があります。飛距離重視、ロングリーダーの場合は、ショアジギング専用ロッドの方が有利でしょう。
【方法⑥】リールの番手を大きくする

大きめのリールを使うことは、飛距離を伸ばすことに繋がります。なぜなら番手の大きなリールはスプール(糸巻き)が大きいからです。キャスト時、ラインはスプールの端に当たって抵抗になってしまいますが、大きいスプールは、この回数が少ないので飛距離が出やすいというわけです。
ライトショアジギングなら4000番~5000番がベスト
30~40gのジグをメインに使うライトショアジギングに適した番手は4000〜5000番です。もう少しハードなショアジギングは5000番以上が適しています。ただ、大きすぎても重かったりバランスが崩れて使いにくいので、適度な大きさのものを選びましょう。

【方法⑦】投げ方を見直す
これが最も効果的かもしれません。初心者の方で飛距離が出ない場合、大体が投げ方が原因な気がします。
投げ方は、大きくわけて、「ペンデュラムキャスト」と「オーバーヘッドキャスト」に分けられます。それぞれの違いや、投げ方のポイントをご紹介します。
ペンデュラムキャストとオーバーヘッドキャスト
ペンデュラムキャストは振り子の原理を使った投げ方です。ルアーを後方に振り、ロッドに乗ったタイミングで投げます。キャストが決まれば大遠投が可能ですが、初心者にはタイミングが難しいというデメリットがあります。
オーバーヘッドキャストは、ルアーを後方で静止させてから投げます。ペンデュラムキャストほど飛距離が出ませんが、初心者でも安定して飛距離が出せる投げ方です。
基本はオーバーヘッドキャスト
ペンデュラムキャストもオーバーヘッドキャストを応用したものです。なので最初はオーバーヘッドキャストをマスターすることを優先しましょう。
以下にオーバーヘッドキャストで飛距離を出すポイントをまとめました。
たらしは第1ガイドくらい
たらしは第1ガイドくらいにしましょう。長すぎると投げにくいです。
まっすぐ上から振り下ろす
ロッドの穂先がしっかり体の真上を通っているイメージで投げましょう。サイドやスリークォーター気味に投げるとルアーの重みがロッドに乗り切らないのでロスになってしまいます。
ルアーが45°の角度で飛んでいくのが理想
ルアーを離すタイミングですが、ルアーが頭の真上を通過してちょっとしたらくらいのイメージで私は投げています。ちゃんといいタイミングで離せているかはルアーの軌道を見るとわかりやすいです。ルアーが斜め45°くらいの角度で飛んでいっていればいいポイントで離せている証拠です。
引手はしっかり引く!
引き手(グリップを持つ手)の動きも重要です。押して(リールシートを持つ手)で押し出すのと同時に引き手はしっかり引いて、スイングスピードを上げましょう。
7割くらいの力感を意識する
遠投となると力みがちになりますが、7割くらいの力で投げるのが一番安定して飛距離を出すことができます。あまり力みすぎないで、しっかりルアーの重量を乗せる意識で投げましょう。
慣れないうちはペンデュラムキャストはやめたほうがいい
慣れてきたらオーバーヘッドに振り子の動きを加えてペンデュラムキャストに挑戦してみてもいいでしょう。ただ、慣れないうちは上記のポイントを意識してオーバーヘッドキャストをする方が安定してキャストをすることができます。
【方法⑧】ラインを変える(8本編み以上)

ラインの種類も飛距離の大きな影響があります。
4本編み、8本編み、12本編みについて
ラインの「編み数」ってご存知でしょうか?PEラインは細い糸を何本か編み込んで形成されています。何本の糸が使われているかを編み数と言います。「4本編み(4ブレード)」、「8本編み(8ブレード)」、「12本編み(12ブレード)」が一般的です。
▼ラインに関してはこちらで詳しく解説しています。

飛距離を重視するなら8本編み以上をおすすめ
飛距離を求めるのであれば、8本編み以上がおすすめです。ただ、編み数が多いとライントラブルになりやすいので慣れないうちは4本編みで始めるのがいいかもしれません。
おすすめライン
ショアジギングにおすすめのラインをいくつか紹介しますね!どれも私が実際に使ってきて、使いやすいと感じたものです。
【シマノ】ピットブル8

シマノの「ピットブル 8」は、しなやかさと滑らかさを併せ持ち、とても使い勝手の良いラインとして人気です。安心の国産8本編みで強度と品質の高さに定評があります。これだけの品質ながら、他と比べると安くコストパフォーマンスに優れているラインです。
【よつあみ】Xブレイド スーパージグマンX8

よつあみというメーカーの「Xブレイド スーパージグマンX8」は、ハイテンション高密度ピッチという編み込み方式で作られており強度には定評があります。さらに、HSTと呼ばれる特殊な表面加工がされてあり感度・強度・耐摩耗性などトータルのクオリティが高く、安心して魚とやり取りできるのが特徴です。
ピッチマーキングのカラーは5色で、10mごとにホワイト・グリーン・レッド・ピンク・ブルーがとなっています。飛距離やトレースコースを把握できるので、キャストの練習にはもってこいですね。
【クレハ】シーガーPEX8

クレハの「シーガー PEX8」は様々な釣りで人気のラインです。グランドマックスPEという伸びにくいPE原糸を使用しており、感度が高いことが特徴です。こちらも嬉しいピッチマーキング付きで、飛距離を把握したりトレースコースを把握できることも魅力です。
▼その他のおすすめPEラインはこちら。

【方法⑨】ラインを細くする
細いラインを使うと飛距離が出やすいです。糸の空気抵抗が小さいのと、スプールからスムーズに出ていきやすいからですね。
ただ、細すぎると切れてしまうこともあります。ポイントやターゲットに合わせて最適な太さを選びましょう。
【方法⑩】リーダーを短くする

前述しましたが、リーダーの結び目がガイドに入ってしまうと抵抗になるので当然飛距離は出なくなります。干渉するガイドの数が多ければ多いほど飛距離は落ちます。
ですので、リーダーは短くできるなら短い方がいいです。私は基本的に結び目がガイドに一切干渉しないようにしています。(メインのフィールドが根が無い堤防やサーフが多いというのもありますが)
ポイントによってはリーダーを長くしておかないと根ズレのリスクがあるところもあると思います。そのような場合はしょうがないので、ポイントに合わせて可能な限り短くしましょう。
【方法⑪】ラインにシリコンコーティングする

ちょっと小技っぽくなりますが、シリコンスプレーをラインに吹き付けるという方法もあります。これにより、ラインの表面がサラサラになり摩擦抵抗が小さくなるので飛距離が伸びます。
私も3釣行に一回くらいの頻度でこちらのスプレーを吹きつけています。

飛距離を伸ばして沖の魚を仕留めよう!
以上、ショアジギングで飛距離を出す方法でした。思うように飛ばない原因は、投げ方から道具にタックル、ルアーまで様々です。一つずつ見直していけば、いつか目標の距離まで到達すると思います。
地道に少しずつ改善して、まずは100mの大台を目指しましょう!


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