本日ご紹介するのは、ダイワのオーバーゼア103M。サーフロッドのエントリークラスに位置づけられるモデルになります。
前から気になっていたので実際に使ってみましたが、サーフロッドならではの良さを感じるとともに気になる点もいくつかありました。
【この記事の要点】
- バットは太めで特にキャスト時にはパワーを感じる。太さの割には162gと軽い。
- バットは硬いがティップは柔らかめ。30~40gくらいのジグが投げやすい。
- 振り抜き感や感度の点でシーバスロッドに劣る。シーバスロッドに慣れている人は使いにくく感じる可能性大
- 万能シーバスロッドの24ラテオ106mと実売価格の差は5000円程度(※24オーバーゼアの場合)→個人的には5000円高くなっても「ラテオ」を買いたい
- サーフよりもライトショアジギングで使いやすいと感じた
▼最新の24オーバーゼア103ML/Mはこちら!
「オーバーゼア」はサーフロッドの入門モデル
オーバーゼアの最新モデルは以下の3種類で展開されています。今回ご紹介するオーバーゼア(2021年モデルですが)は「無印」と呼ばれており、最も低価格なモデルです。
- オーバーゼア(無印)
- オーバーゼアSX
- オーバーゼアEX
以前まであったAIRやAGS、グランデといったモデルは2024年からのモデルチェンジで統廃合されました。
「21オーバーゼア96M」のインプレ

それでは実際に使ってみたインプレです。
私が今回購入したのは、「21オーバーゼア103M」。最新モデルより一つ前のモデルです。サーフのフラットフィッシュ、シーバス狙いをメインにテトラ帯や堤防でも使うつもりで購入しました。
実際に堤防・テトラ帯・サーフなどで釣行しましたので、使用感などをご紹介しますね!
基本性能
外見
ショアジギングロッド(ショアジギングX96M)、シーバスロッド(ラテオ96M)と比較してみました。シーバスロッドと比較して感じるのはバットの太さ。リールシートもしっかりした作りになっており、グリップからバット部にかけてはショアジギングロッドに近い印象を受けます。

103ftということもあるがバットは最も太い



軽さ
自重は162g。バットの太さの割には意外と軽いです。実際に投げた感じも、見た目よりは振り抜き感がありました。
遠投性能
バットパワーがある分、重めのルアーが投げやすいですね。ベストな重量は30〜40g。5割くらいの力で投げても70〜80mは飛びます。バットの力強さを感じます。
50gになるとバットパワーは十分ですが、ティップが柔らかすぎて負ける感じが。キャストの仕方によってはティップがブレて安定感が下がります。
一方で、20g以下の軽量ルアーはあまり得意でないようです。軽すぎてバットがあまり曲がりませんね。もし投げるなら力を入れてバットを曲げるより軽く投げてティップの反発を生かして投げた方がキャストが安定します。
ジャーク感
ジグのジャーク感はまろやか。ショアジギングロッドほどキビキビしてませんが、シーバスロッドの96Mよりはしっかり弾いてくれるかなって感じです。キャスト時の力強さほどのハリは感じません。このあたりにシーバスロッドの作りの特徴が出ているかもしれませんね。
30~40gのジグのジャークは基本的に問題なし。最もジャークしやすかったのは30gです。40g以上のジグのジャークは少しだるさを感じます。
感度
感度はそれなり。ショアジギングはサーフゲームに使うには十分なレベルです。ただ、自分はシーバスロッドを使い慣れてるので物足りなさを感じてしまいますね。特に着底感やルアーを巻いた時の波動や巻き抵抗など、バイト以外の部分での差を感じてしまいます。バイト時の感触はガツンとくるので全然問題ないと思います。
シーン別使用感
堤防・サーフから使った感想です。
サーフのフラットフィッシュ、シーバス
10.3フィートのレングスがあるので、遠投性能含めてサーフで使いやすいロッドだと思います。ただ、ラテオやディアルーナなどのシーバスロットと比べると、どうしても重さと感度の差を感じてしまいます。メタルジグや30グラム以上のシンペンで、沖をガンガン攻めるような使い方ならとても使いやすいと思います。一方で、10グラム台のジグヘッドワームなどを多用するような使い方だと少し不便かなと感じます。
堤防・港湾のショアジギング
水深が5~10メートル程度の堤防で使いましたが、これがなかなか使いやすい。堤防はサーフより深さがあるので、30~40gのジグの出番が多くなります。そしてこのあたりがオーバーゼアの得意な重さだからです。また、テトラなど強引なファイトが求められる場合でもバットの強さを活かして、魚をコントロールすることができます。正直なところ、サーフよりも、堤防からのライトショアジギングがベストな使い方なんじゃないかなと個人的には思っています

ショアジギングロッド、シーバスロッドとの比較
「オーバーゼア」とその他の競合になり得るロッドの違いをみていきましょう。今回は、ダイワ製の2本のロッド(ショアジギングX、ラテオ)と比較してみました。
以下、比較表になります。(10ft前後の近しいモデルで比較)
| 項目 | 24オーバーゼア103ML/M | ショアジギングX96M | 24ラテオ106M |
|---|---|---|---|
| 全長(m) | 3.14 | 2.90 | 3.23 |
| 自重(g) | 167 | 275 | 155 |
| ルアー重量(g) | 7~50 | 10~60 | 7~50 |
| メーカー希望小売価格 | 30,000円 | 16,500円 | 36,000円 |
| 操作性(疲れにくさ) | 〇 | ✕ | ◎ |
| ジャークのきびきび感 | 〇 | ◎ | 〇 |
| 感度 | 〇 | △ | ◎ |
◎:適している 〇:まあまあ △:微妙 ✕:適性なし
【各ロッドの特徴まとめ】
- 「オーバーゼア」は3種の中で中間的な使用感。30〜40gのメタルジグの操作性が特に良い
- 「ショアジギングX」はジグのジャークに特化。1万円台前半の低価格も魅力。
- 「ラテオ」は万能シーバスロッドの代表格。快適性と感度の良さを求めるなら3本の中でラテオ一択。
「ショアジギングX96M」との比較
「安さ」と「強さ」がウリのショアジギングX。サーフ用として快適性も求めるならオーバーゼアがおすすめ。
ショアジギングXは1万円台前半で買えるエントリーモデルの代表格です。パワーはこの3種類の中では一番強く、40〜50gのジグが使いやすいロッドです。ただ、自重は275gと重く感度も高くないため、本格的なサーフ用として使うのは正直厳しいです。価格抜きにした使いやすさとしてはやはりオーバーゼアに軍配が上がります。
エントリーならショアジギングX、より上の使用感を求めるならオーバーゼアになるでしょう。
▼「ショアジギングX」のインプレ記事はこちら!

「ラテオ106M」との比較
ラテオは汎用シーバスロッドの最高峰。オーバーゼアより高価格だが、総合力では頭一つ抜ける存在。
ダイワのシーバスロッドの代表格「ラテオ」は、軽量ルアーから40g台のメタルジグまで扱える汎用性が魅力です。私も10年以上愛用していますが、正直ラテオのMクラスでシーバス、サーフ、ショアジギングまでカバーできてしまうんですよね。ブランクス・グリップも細く振り抜き感も爽快。価格はオーバーゼアよりも5000円高くなりますが、それを差し引いても余りある性能の高さを持っています。
オーバーゼアはバットの強さはラテオ以上。これにより、ジグの遠投性能とジャーク感はラテオよりも勝っていると感じます。
▼「24ラテオ96M」のインプレ記事はこちら!

【結論】シーバスロッドに慣れているとオーバーゼアは使いにくいかも
私は3本とも使ってきましたが、この中ではラテオが最も長く使っていて慣れています。その感覚からすると、オーバーゼアは少し使いにくさを感じてしまいます。原因は、そのバット・グリップの太さからくる振り抜き感の弱さと感度の鈍さですね。まあ、サーフロッドというカテゴリなのでしょうがない点ですが、シーバスロッドのような軽い使用感をイメージしているとがっかりするかもしれないので注意が必要です。
逆に、堤防やサーフで40g台のメタルジグを多用する場合や、沖のバイトにしっかりフッキングさせたい場合はシーバスロッドよりも向いていると思いますよ!
「24オーバーゼア103M/ML」という選択肢も
以上、21オーバーゼア103Mのインプレでした。
バットパワーによるジグの遠投性能やジャークのしやすさは魅力ですね。重めのジグを多用することになる堤防や深めのサーフで特に使いやすいロッドだと感じます。
一方で軽量ルアーの操作性は少し物足りない感じも。マイルドな操作感や軽量ルアーの操作性を重視したいなら、最新モデルの「24オーバーゼア103M/ML」や万能シーバスロッドの方が向いているかもしれません。
釣りのスタイルに合わせて選んでみてくださいね!
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▼サーフ特集はこちら!



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