【剛性×コスパ】ダイワ「23レグザ」はアルミ製ボディで唯一の1万円台リール。

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本日ご紹介するのはダイワのスピニングリール「23レグザ」

中価格帯のリールとしては珍しくアルミ製ボディを採用しており、剛性・耐久性の高さがウリです。実売1万円台で買える数少ない金属製のスピニングリールです。

私は、ショアジギング用に使えるダイワのリールを探していたので、「4000-CXH」を購入しました。実際にサーフや堤防で使いこんでみたので使用感を共有します。

LT4000-CXHはショアジギング・サーフゲームに最適でした!

目次

ダイワ「レグザ」とは?

レグザは次のような特徴があるリールです。

ミドルクラスの汎用スピニングリール

下記にダイワの汎用スピニングリールの価格別ラインナップを示します(上から安い順)。ダイワの中で、レグザはミドルクラスの部類になります。

【エントリークラス】(5000円~15000円)

【ミドルクラス】(15000円~30000円)

【ハイエンドクラス】(30000円以上)

レグザは、価格的にはミドルクラスの中でも真ん中くらいに位置します。お手頃な価格帯ですが、次項で説明する「アルミ製ボディ」を採用していたり魅力が多いリールです。ダイワの中級機といえば、フリームスカルディアのイメージが強いかもしれませんが、レグザはこれらのリールとはまた違った特性を持っています。

「アルミ製ボディ」で剛性が高い

一番の特徴は、剛性の高いアルミ製ボディを採用していることでしょう。リールの付け根部分など、負荷がかかる部位がアルミ製になっています。

他の中級機がボディに高強度樹脂(ZAION V)を使用しているのに対し、アルミ製のレグザは「剛性」という点で秀でています。大型魚とのファイトや、テトラ帯でのごり巻きなど負荷がかかる使い方をした時の強さはレグザの方に軍配が上がるでしょう。

「マグシールド」搭載で高い防水性能

ダイワの防水機構である「マグシールド」も搭載されています。レグザは剛性の高さゆえ、ショアジギングやロックショアなどの高負荷な釣りに使われる場面が多いです。これらのフィールドは波飛沫なども強いですが、「マグシールド」があることで安心して使うことができます。

「エアードライブローター」による軽い巻き出し

2023年モデルから、「エアードライブローター」が採用されており、特に巻き始めがとても軽快になっています。前作までは通常のローターであったため重めな巻き感だったようですが、2023モデルはとても軽い仕上がりになっています。

「エアードライブベール」採用

23レグザから、「エアードライブベール」が採用されています。細身のベールを採用することにより、より軽量化を狙うとのことらしいです。

ただ、細身化されたベールはシマノの高級機に搭載されているものに似ており、ダイワらしさが無くなったと残念に思う方もいるようです。

「23レグザ4000XG」のインプレ

それでは実際に使ってみたインプレです。

私が今回購入したのは、「23レグザLT 4000CXH」。主に堤防からのショアジギングやサーフのフラットフィッシュ、シーバス狙いで使うつもりでこの番手にしました。

実際に堤防・テトラ帯・サーフなどで釣行しましたので、使用感などをご紹介しますね!

基本性能

外観

外観はこんな感じ。黒とシルバーのシンプルなデザイン。最初はちょっと地味かな・・?と思いましたが、だんだんとシンプルで洗練されたデザインが好きになってきました。どんなロッドにも馴染む飽きのこないデザインです。

ハンドルはボディと同じアルミ製。取り付け方式は安定感のあるねじ込み式です。また、外した時に折れ曲がるタイプではなく一本タイプになっており、負荷に強い形状です。

このハンドルの仕様を見ても、負荷のかかる使い方を想定していることがわかります。

巻き心地

巻き始めは軽いです。マグシールドは巻き始めが重くなる傾向にありますが、そんな感じは全くしません。

巻きの滑らかさもハイエンドクラスなんて使ったことがない私からしたら全然満足できるレベル。しかし、高級機と比較するとやはり粗さがあるという意見もあります。また、エギングやアジングといった感度を重視する釣りにおいてもやや物足りないという印象を持つ人もいるようです(自重の重さという点でも不向きらしい)

やはり、ショアジギングやサーフフィッシングなどある程度の豪快さがある釣りに向いているのでしょうね。

軽さ

普通ですね。自重255gと決して軽くはありません。軽さがウリのレガリスなどと持ち比べてみると確かに違いは感じます。ただ、ショアジギングやサーフフィッシングなどそこまで繊細さを求めない釣りではあまり不便は感じません。

パワー(ドラグ力)

糸を引き出した時のドラグ感はしっかりと粘りがあっていい感じです。

剛性

剛性は高め。テトラ帯でイナダを掛けた時、突っ込まれないようにごり巻きしましたがかなり安定感がありました。ボディもそうですし、ハンドルのたわみ・がたつきがほとんど感じられず安定感抜群でした。来春はワラサ・ブリクラスと対峙して剛性の強さをよりはっきりと感じてみたいですね。

シーン別使用感

堤防・サーフから使った感想です。

堤防からのライトショアジギング

使いやすいですし、安心感がありますね。私はよくテトラ帯なども行きますが、ラインブレイクしないようにゴリ巻きで寄せるシーンも多くあります。そんな時は剛性の強いボディ・ハンドルがとても役に立ちますね。

サーフからのフラットフィッシュ狙い

サーフゲームでももちろん使いやすいですよ。サーフは障害物のないオープンなポイントですが、ランカーシーバスやブリなど大物がかかることも想定されます。不意の大物にも剛性の強いリールだと優位に立ち回れますよ。

4000番は大きさと軽さのバランスが良い番手。飛距離や巻き取りスピードを維持しつつ、持ち重り感もあまり感じない番手です。

「23レグザ」と他のリールとの違い

「23レグザ」とその他の競合になり得るリールの違いをみていきましょう。今回は、ダイワ製で比較的スペックが近い3つのリール(レガリス、フリームス、カルディアLT)と比較してみました。

以下、比較表になります。(※全て4000CXHで比較)

項目23レグザ23レガリス21フリームス25カルディアLT
価格(4000番)24,600円13,600円19,800円32,300円
自重(4000番)255g225g235g220g
ボディ材質アルミニウムZAION VZAION VZAION V
ローター材質ZAION VZAION VZAION VZAION V
マグシールド
AIRDRIVE ROTOR
AIRDRIVE SPOOL
AIRDRIVE BAIL
タフデジギア
ATD TOUGH
モノコックボディ
ベアリング数5556

「23レグザ」と「23レガリス」の比較

レガリスは、エントリーモデルとして人気のスピニングリールです。手に取りやすい価格帯とLT(ライトタフ)仕様による自重の軽さ(225g)が特徴です。

レグザと比較すると、価格・軽さはレガリスの方が優位です。一方で、剛性の高さや防水性能ではレグザの方が圧倒的に優位になります。ドラグ性能もレグザの方が上手ですね。

レガリスは初心者のエントリークラスやライトショアジギングくらいにちょうどいいです。本格的なショアジギングや釣行頻度が高い方はレグザの方が向いていると思います。

「23レグザ」と「21フリームス」の比較

21フリームスは手頃な価格ながら、軽さと強度の両立をコンセプトにしたリールです。位置づけとしては、レグザの一つ下のグレードになります。(レガリス、フリームス、レグザの順)

軽さは若干フリームスの方が勝りますが、剛性に関してはレグザの方が優れています。

フリームスは、エントリークラスのレガリスよりは強いモデルであるものの、青物に対するごり巻きなど負荷がかかるシーンが多い方はやはりレグザの方が快適に使えると思います。

「23レグザ」と「25カルディア」の比較

カルディアは軽量・高感度をウリにしたリールですので、これも剛性系のレグザとは違うコンセプトになります。

シーバスやサーフゲームなどがメインで、感度や軽さを重視するならカルディアがでしょう。一方で人が多い堤防やテトラ帯・磯などでの釣行が多き、ごり巻きを多用する人はレグザが向いています。

「23レグザ」はこんな人におすすめ!

ここまでの内容をまとめると、レグザは次のような方におすすめです。

〈23レグザをおすすめできる人〉

  • 実売価格20000円前後ちょっと良いリールを探している人。
  • 中型以上の青物狙いなど「剛性」の高さをもとめる人。
  • 混む堤防やテトラ帯などごり巻きの頻度が高い人。
  • 渋めのデザインのリールが欲しい人。

ライトショアジギング・サーフゲームなら筆者使用モデル4000CXHがおすすめ!

「23レグザ」のおすすめ番手

23レグザのおすすめ番手をいくつかご紹介します。

「4000XG」:ショアジギング用なら最有力

堤防やサーフからのショアジギング用であれば4000CXHが最適。4000番のハイギアモデルでスピーディーな巻き取りができます。5000番でもいいですが、ライトショアジギングで使うには少しオーバースペックな感じもします。

4000番はサーフのフラットフィッシュやシーバス狙いにも使いやすい万能番手です。

「3000XG」:シーバスなどがメインの人に

河川のシーバスなど、そこまで巻きスピードや飛距離を重視しない釣りがメインなら、3000番でもいいと思います。3000番にすることで、自重が軽くなりコストも下げられるというメリットもあります。3000番でもハイギアモデルにしておけば、ショアジギングでも十分に対応できます。

「剛性のコスパ」が最強なレグザで大物と対峙しよう!

以上、ダイワ「23レグザ」のインプレでした。

実売1万円台から買える金属ボディのリールはなかなか見ません。「剛性」に関しては間違いなくコスパトップレベルでしょう。

私のようにショアジギングがメインの人にはぜひ試してほしいリールですね!

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