「26フリームス4000CXH」のインプレ。サーフ・ショアジギングでの使用感は?

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本日ご紹介するのは、ダイワの「26フリームス」。ダイワの中級機として人気の「21フリームス」が、5年ぶりにリニューアルし大きな話題となっていたので私も購入してみました。

今回私が購入したのは4000CXH。ライトショアジギング・サーフゲーム用として選びました。サーフ、堤防などで2か月ほど使用し色々な魚とやりとりしてきましたので、使用感などをまとめたいと思います。

また、ライバル機(23レガリスや26ナスキー)との実機比較もしますので、購入を迷われている方の参考になると嬉しいです。

【この記事の要点】

  • 26フリームスは、新たに「エアドライブデザイン」採用。巻きの軽さにさらに磨きがかかった。
  • 「中空エアドライブベール」搭載でベール強度の不安解消。巻き出しの軽さにも貢献。
  • 「23レガリス」と比較すると違いは2つ。「マグシールド有無」「ベール」の種類。
  • 「23レガリス」との価格差6000円をどう考えるか?は使い方次第。私はあえて「26フリームス」を推す
  • 「26ナスキー」との大きな違いは「防水性能」「巻きの軽さ」「スプール形状」
目次

ダイワ「フリームス」の位置づけ

まず初めに、ダイワのリールラインナップの中での26フリームスの位置づけをみてみましょう。

「26フリームス」はダイワのミドルクラスの汎用スピニングリール

ダイワの中で、フリームスはミドルクラスの部類になります。下記にダイワの汎用スピニングリールの価格別ラインナップを示します(4000番で比較。上から安い順)。

フリームスは4000番で実売価格16000円前後。15000円以上をミドルクラスとすると、その中で最も安いリールとなります。15000円前後で買えるお手頃価格でありながら、作りがしっかりしていて使いやすいため幅広いアングラーに人気のモデルです。

【エントリークラス】(5000円~15000円)

  • レブロス
  • レガリス

【ミドルクラス】(15000円~30000円)

  • フリームス
  • レグザ
  • ブラスト
  • カルディア

【ハイエンドクラス】(30000円以上)

  • ルビアス
  • セルテート
  • イグジスト
  • ソルティガ

「26フリームス」はこんなリール!

次に、「26フリームス」の主な特徴と前作との違いについて簡単に触れておきます。

「エアドライブデザイン」採用で軽量性が向上

今回のリニューアルの目玉なのが、軽さと高い操作性を実現する設計である「エアードライブデザイン」が採用されたこと。エアードライブデザインには4つの技術(ローター、ベール、スプール、シャフト)がありますが、今作ではローターとベールが搭載されています。

「中空エアドライブベール」採用も大きな変化点

ベールは一見太いですが、中が中空のパイプみたいな構造になっています(中空エアドライブベール)。従来の一本のワイヤーを曲げた構造のベールに比べ、軽くて強度が高いという特徴があります。軽いので巻き始めの軽さにも寄与します。

この点が前作や、他機種(レガリスやレグザ)との大きな違いになっています。

ZAIONV製のボディで強さと軽さを両立

ボディ素材には前作同様に強化樹脂である「ZAION V」を使用。軽さと強度を両立したリールになっています。21フリームスも4000番で自重235gと軽量性に優れたリールでしたが、今作は4000番で230gとさらに軽量化されています。

黒が基調の落ち着いたデザイン

前作がシルバーを基調にした少し華やかなデザインだったのに対し、今作は黒が基調の落ち着いたデザイン。黒の中にゴールドが刺し色で入っており、高級感を感じさせるデザインになっています。

新旧比較

26フリームスと21フリームスの主な変更点です。

項目26フリームス21フリームス
自重230g235g
マグシールド
AIRDRIVE ROTOR
AIRDRIVE BAIL
ATD TYPE-L

「26フリームス4000CXH」のインプレ

それでは実際に使ってみたインプレです。

私が今回購入したのは、「26フリームスLT 4000CXH」。主な使用用途は、堤防からのショアジギングやサーフのフラットフィッシュ、シーバス狙いです。

実際に堤防・テトラ帯・サーフなどで釣行しましたので、使用感などをご紹介しますね!

基本性能

外観

黒をベースにゴールドをあしらったカラーリングです。シックですが、高級感を感じさせるデザインです。23レガリスはゴールドの配色が多く派手めでしたが、それよりも落ち着いたカラーになっていますね。

ハンドルは歪みに強いねじ込み式です。素材は亜鉛。レグザやカルディアといったアルミ製ハンドルと比べると剛性は低いですが、ライトショアジギングで使用する分には問題ないでしょう。

巻き心地

巻き出しはとても軽い。エアードライブローターならではの少し力をいれただけでスルスルっとハンドルが回っていく感触です。これぞダイワの巻き心地ですね。

巻き始めた後も軽いリーリングが心地よい。「23レガリス」などマグシールド非搭載モデルまではいかないものの、十分な滑らかさです。ショアジギングで高速巻きや速めのジャークで使っていますがとても快適です。

軽さ

自重230gはやっぱり軽いですね。巻き感の軽さもあるので、釣行時間が長くなればなるほど疲労感に違いが出てくると思います。

パワー(ドラグ力)

現時点で釣れた魚は下記です。

  • ヒラメ 4匹(最大43cm)
  • マゴチ(50cm)
  • イナダ(50cm)

そこまで大物が釣れてませんが、どの魚相手でも安定したやり取りができました。バレてしまいましたが、おそらく70cmクラスのマダイと思われる魚の突っ込みもしっかりいなしてくれました。

堤防・サーフのライトショアジギングに使う分には問題ない性能だと思います。

ただ、ギア素材が亜鉛で決して強くない上にメタルボディでもないため過信は禁物です。ブリクラスの大物に走れると耐えられず、ギアが壊れたりシャフトが歪む恐れがあります。ブリの群れが入るようなポイント(新潟だと上下浜、直江津など)でブリを複数匹狙うとわかっているならもう少し剛性、ギアが強いリールを強くおすすめします。

ギア素材が亜鉛なのはレガリス、レグザも同様です。しかしレグザはアルミボディで剛性が高いので負荷に対して有利になります。

剛性

上記の魚とやりとりするくらいなら剛性は十分。ただ、ブリクラスになると厳しくなるのは同様ですね。

シーン別使用感

堤防・サーフから使った感想です。

堤防からのライトショアジギング

30〜40gのメタルジグやシンペンを使ったライトショアジギングで使っていますが、使い勝手は良好。自重が軽いので、キャストを繰り返しても疲れにくいですね。もちろん合わせるロッドにもよりますが。

40gのメタルジグや大きめのミノーなど抵抗が大きなルアーを巻く際も、そこまで力まなくてもしっかり巻けます。巻きの軽さとバランスの良さを感じます。

▼堤防からヒラメをキャッチしました。バレてしまいましたが大きなマダイと思われる魚とも対峙(5:20秒付近)。技術不足で獲れませんでしたが、ドラグ性能は十分だと感じました。

活性が高くだいぶ暴れられましたがタックルがしっかり対応してくれました(釣行記
マゴチは堤防からもよく釣れる

サーフからのフラットフィッシュ狙い

私がこのリールに一番期待していた釣りがサーフゲーム。キャストを繰り返しながら長い時には5km以上も砂浜を歩かなければならないので、体にかかる負担は少しでも軽くしておきたいところです。その点、自重230gに加えてエアドライブローター採用で巻きも軽いフリームスは適任だと思ってました。

実際の使用感も予想通り。ラテオやディアルーナなどの万能系のシーバスロッドと合わせれば最軽量級のタックルセッティングとなり、かなり楽に投げ続けることができます。

サーフフィッシングといえば砂と波飛沫が天敵です。どんなに注意していても完全に防ぐことはできません。ましてや私のように不注意な人は尚更です。26フリームスはマグシールドという強力な防水防塵機能を備えているのでその点も安心です。

「23レガリス」をサーフメインで使っていましたが、1年半くらいの経った頃に砂噛みで強いジャリジャリ感が出てしまいました。

また、軽くて感度も良好です。15cmのソゲのアタリもダイレクトに伝わってきます(ロッドの感度にもよる)。青物やヒラメ・マゴチ狙いではそこまで感度は必要ないかもしれませんが、ライトゲームやちょい投げ釣りに転用するなら活躍しそうですね。

▼サーフゲームでの実釣動画はこちら。マゴチとのファイトシーンは7:40付近です。

「26フリームス」と他のリールとの違い

右から
23レガリス、26フリームス、23レグザ、21ナスキー

「26フリームス」とその他の競合になり得るリールの違いをみていきましょう。今回は、ダイワ製で比較的スペックが近い3つのリール(レガリス、レグザ、カルディアLT)と比較してみました。またシマノ製では26ナスキーと比較しています。

以下、ダイワ製リール4種の比較表になります。(全て4000CXHで比較)

スクロールできます
項目21フリームス23レガリス23レグザ25カルディアLT
価格(4000番)19,800円13,600円24,600円32,300円
自重(4000番)235g225g255g220g
ボディ材質ZAION VZAION VアルミニウムZAION V
ローター材質ZAION VZAION VZAION VZAION V
マグシールド
ギア素材亜鉛亜鉛亜鉛超々ジュラルミン
AIRDRIVE ROTOR
AIRDRIVE SPOOL
AIRDRIVE BAIL〇(中空)
タフデジギア
ATD TOUGH
モノコックボディ
ベアリング数5556

【各リールの特徴まとめ】

  • 「26フリームス」はバランス型。価格は真ん中くらいだが、自重は2番目に軽く、マグシールドも搭載。
  • 「23レガリス」は価格・軽さ重視。最安値だが、マグシールド非搭載なので使用環境に注意。
  • 「23レグザ」は剛性重視。アルミボディの圧倒的剛性。自重重め、価格高め。
  • 「24カルディア」は剛性と軽さの両立。モノコックボディ採用により軽くて強い。ただし最高値。

「26フリームス」と「23レガリス」の比較

「価格」ならレガリス、「耐久性」ならフリームス。釣行頻度が高いならフリームスがおすすめ

レガリスは、エントリーモデルとして人気のスピニングリールです。手に取りやすい価格帯とLT(ライトタフ)仕様による自重の軽さ(225g)が特徴です。

フリームスと比較すると、価格はレガリスの方が優位です。一方で、防水性能ではフリームスの方が圧倒的に優位になります。軽さ・剛性は大きく変わりません。

この二つを選ぶなら使用環境と頻度を考えた方が良いです。私はレガリスをサーフで使ってきましたが、1年半ほど(釣行回数は約30~40回)で砂噛み・塩噛みによる強いゴリ感が出てしまいました。もちろん私の使い方やメンテナンスの仕方によってはこうならなかったかもしれません。ただ、過酷な環境であるサーフや磯でたくさん使うなら、保険でマグシールドはついていた方がいいなと強く感じました。

レガリスは初心者のエントリークラスや足場の良い堤防でのライトショアジギングなどにちょうどいいです。波飛沫がかかる恐れがある磯場やサーフで使い倒したい場合、釣行頻度が高い方はフリームスの方が向いていると思います。

「26フリームス」と「23レグザ」の比較

「剛性」ならレグザ、「軽さ・感度」ならフリームス

どちらもダイワの中級機にあたります。大きな違いは「剛性」ですね。レグザは中級グレードとして唯一のメタルボディ(アルミ素材)のリールで、高い剛性が強みです。大物とのやり取りでも安定感があるので、私もワラサ以上の釣果が期待できる場合はレグザを使うことが多いです。

しかしながら、レグザはメタルボディであるために自重が重く感度がイマイチという弱点があります。そのため、ライトゲームやシーバスなど、ある程度感度も重視する釣りにはフリームスのほうが向いているでしょう。

「26フリームス」と「25カルディア」の比較

汎用性・価格ならフリームス、高い軽量性と剛性を両立を求めるならカルディア

カルディアは、ダイワのラインナップの中で、ハイエンド一歩手前に位置する高級機の一つです。パーツの継ぎ目がない「モノコックボディ」を採用しており、樹脂素材(ZAIONV)でありながらも高い剛性を持ちます。軽さと剛性を高いレベルで両立したリールを求める人にはカルディアはぴったりです。また、ギア素材もより耐久性に優れた超々ジュラルミンを使用。購入時の巻きの滑らかさを長く維持できます。

しかしながら、高性能なためお値段もかなり高めです。カルディアは、中級期は使い倒してワンランク上のスペックを求める上級者向けの選択になるでしょう。

ライバル機「26ナスキー」との比較

1万円台後半の価格帯で、市場のシェアを二分しているのが、ダイワの「26フリームス」とシマノの「26ナスキー」です。どちらも今回のモデルチェンジで上位機種に迫る進化を遂げましたが、「使用感」や「目指している方向性」は全く異なります。

① 「巻き心地」のナスキー vs 「巻きの軽さ」のフリームス

最も好みが分かれるのが「ハンドルの回転フィール」です。

  • 26ナスキー:シマノらしい「ヌルヌルとした滑らかさ」が強みです。インフィニティドライブの採用により、負荷がかかった状態でも滑らかにゴリゴリ巻ける力強さがあります。
  • 26フリームス:エアドライブデザインによる「巻き出しの軽さ」が圧倒的です。ハンドルを回し始めた瞬間の初動がとにかく軽いため、ルアーのストップ&ゴーや、流れの変化を感じ取る「感度の釣り」ではフリームスが頭一つ抜けています。

② 「防水構造」のアプローチの違い。フリームスの方が高い防水性能

耐久性を大きく左右する防水性能の考え方も異なります。

  • 26ナスキー:シマノ独自の「コアプロテクト」を採用。撥水処理によって水の侵入を防ぐ構造ですが、完全に密閉されているわけではありません。
  • 26フリームス:ダイワの代名詞である磁性流体を使った防水壁「マグシールド」をピニオンギア部に搭載しています。波しぶきを浴びやすいサーフや磯場、釣行頻度が高くリールを長持ちさせたい人には、物理的に隙間をなくすマグシールド搭載のフリームスの方が安心感があります。

③ 4000番での「自重」の差(軽快さの比較)

ショアジギングやサーフで1日中タックルを振り続ける際、リールの「軽さ」は疲労度に直結します。4000番サイズで比較すると以下の通りです。

  • 26ナスキー(4000XG):自重 約280g。前作より軽くなったとはいえまだ重めの部類。
  • 26フリームス(LT4000-CXH):自重 230gカーボン系樹脂「ZAION V」を採用しているフリームスの方が圧倒的に軽く、タックルの持ち重り感を軽減してくれます。

【まとめ】どっちを買うべき?

  • 26ナスキーがおすすめな人
    • リールにはとにかく「滑らかな巻き心地」と「巻き上げパワー」を求めたい
    • シマノ派、または密巻き系のキャストフィールを体感したい
  • 26フリームスがおすすめな人
    • 1日中キャストしても疲れない「軽さ」を最優先したい
    • ルアーの操作性や、巻き出しのレスポンス(感度)を重視したい
    • マグシールドの防水性で、ノーメンテナンスでも長く使いたい

【私の結論】
ライトショアジギングやサーフのように、ルアーを激しくアクションさせ、長時間のキープキャストが必要な釣り(今回インプレしている4000番の釣り)においては、自重が圧倒的に軽く、巻き出しのレスポンスが良い26フリームスの方が、実釣におけるメリット(疲れにくさ・操作性の高さ)が大きいと感じます。

▼一つ前のモデルですが、「21ナスキー」のインプレはこちら!

「26フリームス」はこんな人におすすめ!

ここまでの内容をまとめると、26フリームスは次のような方におすすめです。

〈26フリームスをおすすめできる人〉

  • 実売価格15000円前後の汎用性の高い中級リールを探している人。
  • 自重の「軽さ」「巻きの軽さ」を重視する人。
  • サーフでの釣行頻度が高めの人。

「26フリームス」のおすすめ番手

26フリームスのおすすめ番手をいくつかご紹介します。

4000CXH:ショアジギング用なら最有力

堤防やサーフからのショアジギング用であれば4000CXHが最適。4000番のハイギアモデルでスピーディーな巻き取りができます。5000番でもいいですが、ライトショアジギングで使うには少しオーバースペックな感じもします。

4000番はサーフのフラットフィッシュやシーバス狙いにも使いやすい万能番手です。

3000CXH:シーバスなどがメインの人に

河川のシーバスなど、そこまで巻きスピードや飛距離を重視しない釣りがメインなら、3000番でもいいと思います。3000番にすることで、自重が軽くなりコストも下げられるというメリットもあります。3000番でもハイギアモデルにしておけば、ショアジギングでも十分に対応できます。

まとめ

以上、26フリームス4000CXHのインプレでした。

レガリスでは少し心もとないけどカルディアほどの性能は要らない。もしくはレグザほどの剛性は要らない(軽くしたい)。そんな要望を持つビギナー卒業したてくらいのアングラーにぴったりかと思います。今回ご紹介した4000CXHは堤防・サーフからのライトショアジギングに最適です。

気になる方はぜひ購入を検討してみてください!

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