本日ご紹介するのは、DUELの「モンスターショット65」。
「モンスターショット」は、万能シンキングペンシルとして不動の地位を築いている人気ルアーですね。「モンスターショット65」は今年の7月に発売されたモデルで、シリーズの中で最小サイズです。
今回は、
- 小型化したことで使用感はどう変わったのか?
- 同じ重量(25g)のメタルジグとの違いは?
- モンスターショット65の出しどころは?
このような点について私が思うところをお話したいと思います。
「モンスターショット65」について興味がある方は、ぜひ最後までお付き合いください!
モンスターショットについて
「モンスターショット」はDUELが販売するヘビーシンキングペンシル。
シンキングペンシルの中でもかなり高比重な部類です。なので、メタルジグとほぼ同じ飛距離が出せます。フォール速度も他のシンキングペンシルよりも速く、オールレンジを効率良く探るのに適しています。
巻いた時は、お尻を振った大き目のアクションをします。タダ巻きのアピール力も抜群です。
メタルジグのような使用感(飛距離・ジャーク性能)だけど、プラグのようにしっかり泳いでアピールしてくれるルアー、ということですね!
▼「モンスターショット」についての詳細はこちらをご覧ください。
最大飛距離100mオーバー!! ジグの飛距離 × プラグのアピール力!!
DUEL公式HP
- 高強度の肉厚ボディと貫通ワイヤー構造でロックショア、
オフショア問わず大活躍- 水平姿勢でのローリングフォールアクションで、
弱ったベイトフィッシュをイミテート- 水を掴むフェイスデザイン、超低重心のウェイトバランスにより、
ファストからスローのただ巻き、ワンピッチジャーク、
スキッピングなどあらゆるテクニックに対応
サイズは以下の6種類を展開しています。最小の65mmが今年リリースされたモデルです。
- 65mm/25g
- 80mm/30g
- 95mm/40g
- 110mm/60g
- 125mm/60g
- 140mm/100g
カラーは全サイズ共通で10色を展開。さらに各サイズ毎に限定カラーがあります。(詳しくは公式サイトをご覧ください。)
モンスターショット65の特徴
「モンスターショット65」は次のような特徴があるルアーです。
65mmで25gとさらに高比重化
65mmのボディサイズで25gのウェイト。もはやメタルジグと言ってもいいくらいの比重があります。
ひとつ上のサイズである80mm(30g)に比べると、長さ当たりで計算するとさらに高比重となっており、飛距離が出やすくなっています。
高比重だがスローリトリーブでもしっかりアクション
リトリーブ時はお尻を大きく振ったウォブリングアクション。高比重とは言えやっぱりプラグ。スローなリトリーブでもしっかり動きます。
リアフックのみのシンプルなフックセッティング
コンパクトサイズなのでフックはリアのみ。シンプルなフックセッティングでジグの動きを極力殺さない仕様になっています。また、リアフックのみの場合、サワラやタチウオなど歯が鋭い魚が掛かってもラインカットされにくいというメリットもあります。
豊富なカラーバリエーション
65mmは16種類の豊富はカラーラインナップです。アピール系、ナチュラル系、夜光系とバランス良く揃っているのでどんなシチュエーションにも対応可能です。
以下でおすすめカラーを紹介してますので良かったら参考にしてください。
25gのメタルジグと比較!
ここまでコンパクトだともはやメタルジグとの違いがわかりません。私も正直「何が違うの?」って最初は思ってました。
ですが、実際に買って見比べたり使い比べてみると色々と違いがありました。
今回は私のお気に入りのジグ「ムーチョ・ルチア25g」と比較してみました。このジグもコンパクトで飛距離に定評があるジグです。
▼ムーチョ・ルチアのインプレはこちら!
シルエット感
同じ25gですが、並べてみると結構違いますね。やはりモンスターショットのほうがふっくらしていて存在感があります。ふっくらしている分、リトリーブ時の波動も大きそうです。
上から見るとこんな感じ。厚みがあるので、ボトム付近から見上げているヒラメ・マゴチにもしっかり見えそうですね。
遠投性能
ラテオ96M(2024モデル)で投げると以下のような結果でした。(ラインマーカーで計測)
ムーチョ・ルチア25g:平均90m
モンスターショット65:平均85m
若干ですが、ムーチョルチアの方が良く飛ぶ印象でした。ですが、モンスターショット65もほぼ同じくらい飛びます。
巻き
モンスターショットもムーチョルチアもアクションは派手目。お尻を大きく振ったバタバタアクションが特徴ですが、使い勝手は違ってきます。
高速・低速での使用感の違いは次のような感じ。
高速
モンスターショットは浮き上がりが速いので、高速にすると表層スキッピングのような感じになります。ムーチョ・ルチアは高速巻きでも表層を割ることが少なく、表層直下を泳ぐ感じになります。
また、モンスターショットは超高速にするとグルグル回るような感じになってしまいます。なので、マックスで巻くより少し抑えめに巻くのがおすすめです。
低速
モンスターショットは低速でもお尻をしっかり振ったアクション。サーフなど浅いポイントでスローに巻いても底を擦らずにレンジをキープしてくれます。ムーチョ・ルチアは低速にするとアクションが大人しくなってしまいますね。また、浅いポイントだと底を擦ってしまう頻度が高くなります。
フォール
フォール速度は水深5m前後(潮強め)のポイントでは次のようになりました。
ムーチョ・ルチア25g:約8秒
モンスターショット65:約11秒 ※潮が強いほど遅くなる
同じ25gですが、プラグのモンスターショットはよりスローにフォールしていきます。なので、キビキビとしたアクションに反応で探るにはムーチョ・ルチア、スローなアクションでしっかりルアーを見せて誘うにはモンスターショット65が向いているように感じました。
モンスターショット65の出しどころは?
シルエットや使用感から考えると、「モンスターショット65」は次のような場面に適しているのではないかと思います。
- マイクロベイトパターンの時
- 喰い渋っていて大きなルアーに反応しない時
- だけどメタルジグだとフォールが速すぎる時
- カタクチイワシ(10cm以下)がベイトの時のサーフフィッシング(ボトム付近をキープできる)
まず大きな武器はシルエットの小ささです。この小さなシルエットはマイクロベイトの時に有効でしょう。これは公式HPでも謳っている内容ですね。
あとは、活性が低かったりスレていて大きなルアーには反応しない時も有効でしょうね。
また、モンスターショットのもう一つの武器として、フォールがスローなことが挙げられます。なので、シルエットは小さくしたいけど、メタルジグにしてしまうとフォールが速すぎて見せきれないという状況であればこの65はベストマッチかと思います。
同様の理由で、マイクロベイトの時のサーフ(ヒラメ・マゴチ)でも使いやすいと思います。
おすすめカラー
16色のカラーラインナップから3色を厳選しました。なにせカラーが多いので、迷ったらまずはこちらのカラーを試してもらえたらいいかなと思います。
①ブルピンキャンディー
青物狙いの鉄板、ブルーピンク。ナチュラル系とアピール系の組み合わせで、シチュエーションを選ばず使えるカラーです。迷ったらまずはこのカラーでいいでしょう。
②イワシ
ナチュラルカラーの王道、ブルー。「モンスターショット65」のコンセプトは食い渋りに効くルアーですから、まさにベストマッチするカラーです。
ナチュラルカラーもたくさんラインナップがあります。フラッシングによる集魚力を期待したいなら「シルバーフラッシュ」、よりナチュラルにしたいなら「キビナゴ」もおすすめです。
③マットピンク
アピール色のピンクですが、マット調でフラッシングがないという珍しいカラー。80、95でも人気のカラーで高い実績があります。
アピールしすぎないという意味で、65サイズの良さを最も活かせるカラーの一つではないか?と思っています。
モンスターショット65の効果的な使い方
「モンスターショット65」の効果的な使い方をご紹介します。基本的な使い方は従来のモンスターショットシリーズと同じで良いと思います。
表層のスキッピング
着水から高速巻きをすると、表層を滑るように走ります。まるで、逃げ回る小魚のよう。活性の高い個体がいる場合、一発で食ってくるでしょう。
朝一のサゴシ、イナダなどにおすすめ。ナブラが発生している時にも有効です。
着底or中層→高速リトリーブ
表層付近に反応が無い時は色々な層を繰り返し探りましょう。反応が悪い時は、ただ巻きの中に変化をつけるのが有効。レンジ、速度をいろいろ試し、その日のヒットパターンを探しましょう。また、ストップ&ゴーやチョンチョンと軽くジャークを入れるのも非常に有効です。ストップ、ジャーク後のフォールをかけてるタイミングで食ってくることが多いです。
着底→スローリトリーブ
サーフでフラットフィッシュを狙うのにおすすめ。ボトム付近1mくらいを意識しましょう。モンスターショットの浮き上がりにくい性質を活かせる釣り方です。
ワンピッチジャーク
フォールやジャークも非常に有効。巻きでは反応しない時はジャークで誘いをかけていきましょう。
メタルジグより気持ちゆっくりめにしゃくるのがポイントです。
まとめ
以上、「モンスターショット65」のインプレでした。
個人的には、従来のプラグやミノーで太刀打ちできない状況の切り札になるんじゃないか?って期待しています。
プラグだとデカすぎるし、ミノーだと見せきれない。そんなもどかしい状況に活躍してほしいルアーですね!
釣れたらまた情報共有します!
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