「グロー」と「ケイムラ」の違いは?発光の仕組みや有効な場面などをまとめました!

ルアーやメタルジグなどでよく聞く「グロー」「ケイムラ」という言葉。

なんとなく蛍光系のカラーということはわかるけど、どう違うの?

と思っている方も多いのではないでしょうか?

この記事では、グローとケイムラの違いについてまとめました。

みなさんの釣りの参考になれば嬉しいです。

目次

グローとは?

まずは「グロー」についてです。

釣り具のグローとは、グローマテリアルと呼ばれる蛍光塗料を使った釣具の塗装のことです。

光のエネルギーを溜める性質があり、「夜光」の字の如く、暗いところで薄い黄緑色に発光します。(下の写真のような感じです)

防災用品の蓄光テープみたいな感じですね!

グロー(蛍光塗料)の発光する仕組みを簡単にまとめると次のようになります。

①光(紫外線)を吸収する
②蛍光塗料が興奮状態になり、発光する
③一定時間経つとエネルギーを使い果たし発光しなくなる

発光しなくなっても、ライト等で紫外線を照射すると再び発光するようになります。

▼グローに関する詳細記事はこちらです▼

グローマテリアルを使った釣具はたくさんあります。

代表的なところだとルアーメタルジグですが、ワームサビキのひらひら、ウキなどにも使われています。

ケイムラとは?

濁りがある時のフラットフィッシュには「ケイムラ+赤金」が効く

次に「ケイムラ」についてです。


ケイムラとは通称「蛍光紫」という蛍光塗料の名前の略です。

「けいこうむらさき」→略して「ケイムラ」ですね。

蛍光紫は、紫外線が当たると青白く発光する性質があります。

グローとの大きな違いは蓄光することはできないということです。
紫外線が当たっていない時は発光しません。

なので、夜間の使用にはあまり適しません。

月明かりや、常夜灯の光にもわずかながら紫外線が含まれてますので、状況によっては効果がある場合もあります。

夜間以外の光量が少ない時(朝・夕まずめや曇り・雨)に効果があるのはグローと同じです。

また、グローの黄緑色の光色よりケイムラの青白い光色の方が魚に好まれることもあり、そのような場合はケイムラの方が釣果が上がったりします。

グローとケイムラの違いまとめ

結局どっちがいいのか?という話ですが、答えは

その時の状況による

ということになります。

グローとケイムラは、光る原理も光り方も違います。

それぞれの特徴を理解して状況に応じて使い分けることが大事でしょう。

以下に、表を作ってみました。

特徴グローケイムラ
蓄光できるか?できるできない
光色薄い黄緑色青紫
光り方はっきりぼんやりと
適した場面グローケイムラ
×(光源があれば可)
夜明け・夕暮れ
曇り・雨
水が濁っているとき
深海(100m以上)

比較すると、グローの方が蓄光できる分、光源の有無を気にしないで使うことができるとは言えます。

ただ光源が確保されている状況では、どちらが釣れるとは一概には言えません。

魚の活性が低い時に、フル蓄光したグローを使えば、明るすぎて警戒されることもあります。

曇り、濁り、日没間際などの条件がそろってしまえばケイムラではアピール力が弱いかもしれません。

また、魚によって、好む光色が違う(日によっても違う?)とも言われています。

そのあたりは、釣りをしながら試行錯誤するしかない部分です。

ケイムラと普通のルアーの見分け方は?

持ってるルアーがケイムラなのかそうじゃないのかわからなくなることありませんか?

グローなら暗くすれば光るからすぐわかりますが、ケイムラはわからないですよね。

そんな時、確実な見分け方は

「UVライトを当ててみる」

ということです。

UVライトを当てた時に青白く光るようであれば、ケイムラです。

グローを使うならUVライトは欠かせない!

蓄光できて敵なしのように思える「グロー」ですが、欠点もあります。

それは永遠に発光する訳ではないということ。

最後に紫外線が照射されてから、徐々に発光量が落ちていきます。

日中は太陽の紫外線で常に蓄光できますが、夜間だとそうはいきませんよね。
曇りや雨の時も蓄光効率は悪くなります。

そこで必要になってくるのは「UVライト」です!

これさえあれば、どんな時でも瞬時にフル蓄光することができます。

ものによりますが、30秒〜1分くらいの照射で十分に蓄光することができます。

値段も安い物だと500円以下のものもあります。

サイズやパワーなど様々なラインナップがありますので、好みのものを一本用意してはいかがでしょうか?

蛍光パワーで釣果アップしよう!

蛍光カラーの釣り具はたくさん出ています。

上手に使って釣果アップにつなげましょう!

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