ブルブルと強力な波動で魚を寄せるバイブレーション。シーバスやブラックバス狙いで使うイメージが強いかもしれませんが、青物狙いでも有効なルアーです。青物専用バイブレーションも多数販売されており、選択肢はかなり広がっています。
しかし、ラインナップが多いがゆえにどれを使ったらいいかわからないという方もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、青物向けバイブレーションで実績の高いものを10個厳選しました。
ただ巻きルアーのバイブレーションで、手軽に青物を狙っちゃいましょう!
青物向けバイブレーションの選び方
青物用バイブレーションは以下のポイントで選びましょう。
- 形状
- 重さ
- カラー
- フック
- ブレード有無
形状
バイブレーションの形状によって、飛距離やアクションに違いが出てきます。
バイブレーションの形状を大きく分けると次の3点になります。
- 細長い形状:水切れが良く引き抵抗が小さい。飛距離が出やすい。
- 幅広い形状:引き抵抗が大きく波動も強い。飛距離は落ちる。
- 小粒な形状:一口サイズで喰わせ力重視。波動のアピール力は弱い。
光量、魚の活性、ベイトの種類によって使い分けましょう。
重さ
重さによって、飛距離やフォールスピードが変わってきます。自分のポイントの水深や潮流などの条件に合わせて選びましょう。
- 軽め(25g以下):浅いポイントやゆっくりとしたアクションで誘いたいときに有効。飛距離が出にくい。
- 重め(25g以上):10m以上の深場や激流ポイントで底が取りやすい、飛距離も出る。スローなアクションには不向き。
カラー
ルアーのカラーは、大きくはナチュラル系・アピール系・夜光系の3つに分けられます。
種類 | 特徴 |
---|---|
ナチュラル系 | 薄いブルー、シルバー、クリアなど。環境に馴染む色。 |
アピール系 | 赤、金、ピンクなど。原色や濃い色。水中で目立つ。 |
夜光系 | グローやケイムラなど、紫外線に反応して光るタイプ。 |
ルアーを選ぶ際は、ナチュラル系・アピール系・夜光系からバランス良く選ぶと、様々な状況に対応しやすくなります。
フック
ブリクラスの大型青物がかかることが想定される場合、フック等の強度も重要です。バイブレーションの中にはデフォルトのフックの強度が十分でないものもあります。大型青物を想定するなら下記2点は確認しましょう。
- #6以上の太軸フックを使用
- スナップは耐荷重35kg以上(クロスロックスナップが理想)
ブレード有無
ブレードとは、金属製の小さなパーツのこと。水中でクルクルと回転し、波動とフラッシングで魚を寄せてくれます。青物はこのブレードが大好き。
▼ブレードの関してはこちらの記事でもまとめています。

メタルバイブレーションの中にはこのブレードが付いていてアピール力が増強されたものがあります。高活性時などはブレードの有無で釣果が激変することもあるので一つ持っておくといいかもしれません。
青物向けバイブレーションおすすめ10選!

それでは青物狙いにおいて実績のあるバイブレーションを10個紹介しますね!
【シマノ】サルベージプレート

「サルベージプレート」はシマノの青物向けバイブレーションです。飛行姿勢が安定するようにボディバランスが設計されており、大き目のサイズ感にも関わらず抜群の飛距離が出ます。
アクションは小刻みなバイブレーションで、主に高速巻きで使う設計。また、シマノの表面塗装技術、狂麟ホログラムが施されておりアピール力抜群です。
【ジャッカル】ビッグバッカー107

「ビッグバッカー107」はジャッカルが販売するメタルバイブレーション。青物用メタルバイブと言えばビッグバッカー107をイメージする人も多いくらい、有名なルアーです。
特徴は10cm超えのロングボディから繰り出される抜群のアピール力。細長いシルエット感ながら強力な波動を生み出します。
ただ巻きで青物・シーバスなど様々なターゲットが狙えると人気のバイブレーションです。
▼「ビッグバッカー107」のインプレはこちら!

【ダイワ】リアルスティール

「リアルスティール」は、シーバス用に開発されたメタルバイブレーションですが、その性能はショアジギングにも効果テキメンです。
最大の特徴は、スローリトリーブもできるバランス設計になっていること。活性の低い青物も、ゆっくりとした誘いで口を使わせることができます。
また、タングステン製のタッチダウンセンサーを、ボディ前方下部に搭載しているのも特徴的。ボトム着底をアングラーに明確に伝えることができ、根掛かりリスクを軽減させることができます。
【ハヤブサ】ジャックアイマキマキバイブ

「ジャックアイマキマキバイブ」は、大人気ブレードジグ「ジャックアイマキマキ」派生のメタルバイブです。
ジャックアイマキマキで実績十分のコロラドブレードが搭載されており、巻くだけで釣れてしまうバイブレーションです。
アイは4つもついており、魚の活性や水深に合わせて巻きスピード・レンジを変えられるようになっています。
▼派生元の「ジャックアイマキマキ」のインプレはこちら!

【エバーグリーン】アイアンマービー75mm/25g

「アイアンマービー」はもともとはシーバス用のメタルバイブです。シーバス釣りの第一人者オヌマンさんが監修です。
アイアンマービーの一番の特徴は、水平姿勢で泳ぐこと。他のメタルバイブはお尻を頭より上げて泳ぐものが多いですが、アイアンマービーはお尻と頭の位置が一直線で泳ぎます。この水平姿勢により、魚に見切られにくくなります。また引き抵抗も軽くなり、長時間キャストを続けても疲れにくいというメリットもあります。
【メジャークラフト】ジグパラブレード

「ジグパラブレード」は、王道メタルジグ「ジグパラ」から派生したブレードジグです。
ほどよく巻き抵抗を抑えたナチュラルなアピールが特徴。5種類のサイズが展開されており、状況・ターゲットに合わせて選ぶことができます。
複数層を塗り合わせた塗装は強く、テトラ帯や磯場でもガンガン使うことができます。
【メジャークラフト】クロスライドブレード

メジャークラフトからもう一つ、「クロスライドブレード」です。
前述のジグパラブレードと異なり、こちらは完全に青物仕様となっています。飛距離抜群のスリムシルエットは、青物のメインベイトであるイワシに似ています。大型青物を想定し、太軸大型フックを標準装備。強度の高いスナップも標準でセットされています。
実売価格1000円以下の安さも魅力で、とにかく安くて釣れるルアーが欲しい!というアングラーから絶大な人気があります。
【DUO】メタルガレージプレートバイブ

「メタルガレージプレート」はDUOが販売するコンパクトなメタルバイブです。
小粒なシルエットなのでかなり飛距離が出ます。フォール速度も他の大型バイブより遅いので、サーフなど浅いポイントでも使いやすいです。
小型ベイトやスローな誘いなど、大型バイブが苦手とする状況で活躍します。
【コアマン】IP-26

シーバスルアーメーカーのコアマンが販売するメタルバイブです。シーバス用ですが、青物狙いでも高い実績を上げています。
最近リリースされたシングルフック搭載のモデルは、トラブルフックより空気抵抗が小さいので飛距離が出ます。またシングルフックの方がトラブルフックより貫通力が高いので、大型青物にもしっかりフッキングできます。
【メガバス】ONIMARU30g

「ONIMARU」はメガバスが販売する小型青物用メタルバイブです。
一番の特徴は86mmで30gというずっしりとしたボディ。これだけ比重が高いので、当然良く飛びます。また、コロンとした下腹部が水をしっかり押すので生み出される波動が強くアピール力抜群。
ONIMARUは、通常モデルとサワラチューンがあります。サワラチューンは通常と形状は同じですが、チャート系など派手なカラーリングが多く揃っています。
青物狙いにおけるバイブレーションの使い方

これらのメタルバイブレーションの有効な使い方をご紹介しますね。
基本はタダ巻き!
基本的にはタダ巻きでOK。バイブレーションはリトリーブ時の振動で食わせるルアーです。この振動を最もきれいに出せるのがタダ巻きです。
ストップ&ゴーや緩急などの変化をつける
タダ巻きで喰わない時は少し変化をつける必要があります。
最もオーソドックスなのは、タダ巻き中に止めるストップ&ゴー。巻く速度や止める秒数などを変えながら、その日のパターンを探します。完全に止めずに、速く巻いたり遅く巻いたりを繰り返す緩急も効果的です。
だいたい止めた後や遅くした後の巻き始めで喰ってくることが多いです。
軽いリフト&フォールも有効
巻きだけだとダメな時は、軽くリフト&フォールを入れてみましょう。メタルバイブはメタルジグより沈下速度が遅いので、フォールはとても良い喰わせの間になります。
ただ、激しいジャークはルアーがついて来れなかったり、エビになってしまうのでやめましょう。
巻くだけで楽に青物を釣ろう!
以上、青物狙いに適したバイブレーション10選でした。
青物と言えばメタルジグやミノーのイメージが強いですが、バイブレーションも有効な手段です。
バイブレーションには他のルアーにはない特徴があるので、上手に使い分けることで釣果を伸ばすことができますよ!
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