本日ご紹介するのは、シマノのブレードジグ「コルトスナイパー アオモノブレード」。
最大の特徴は台形で安定感のあるボディ。高速巻きでもボディが回転することなくしっかり直進してくれます。
高速巻きを多用する青物狙いにピッタリのルアーです。

「アオモノブレード」について

アオモノブレードはシマノが販売するソルト用スピンテールジグです。コルトスナイパーシリーズの一員で、「イワシロケット」などと並んでショアジギンガーに人気のルアーです。青物狙いの高速巻きで使うことを主眼において作られたジグで、ボディの安定感にこだわっているとのこと。
サイズは以下の3種類を展開しています。
- 30g
- 40g
- 50g
カラーは現在10種類を展開しています。
▼ちょうど良いアピール力の「ケイムラサバ」。

「アオモノブレード」の特徴

「アオモノブレード」は以下のような特徴があるルアーです。
低重心で安定感のあるボディ
最も特徴的なのは、低重心のボディ。正面から見ると台形にも見える形状で、安定感があります。この形状のおかげで、高速リトリーブでもボディが回転したりすることなく綺麗なスイム姿勢を保ちます。
シマノ独自の可変式アイ
アイは可変式になっており、重心移動ができます。キャスト時はスナップがアイの後方に移動、リトリーブ時はスナップがアイの前方に移動するような設計。これが、遠投性能向上やスムーズな泳ぎ出しに繋がるとのこと。
また、固定されていない分フォールに早く入れるので、底取りが速くなるというメリットもあります。

リアフックのみで手返しよく使える
フックはリアフックのみ。ブレードジグのバイトはほとんどがリアフックに集中するからです。シンプルなワンフックにしたことで、フック同士が絡んだり、フックがラインを拾ってエビになるリスクを軽減しています。
また、ブレードと完全に別れているのでフック交換・ブレード交換が簡単というメリットもあります。

頑丈な軽比重合金でぶつけても安心
ボディ素材は特殊な軽比重合金を使用。堤防やテトラにぶつけても変形しにくくなっています。
基本性能
基本の「遠投性能」、「巻き」、「フォール」に関してです。
遠投性能
遠投性能は普通。30gをラテオ96Mで投げて60~70mくらいです。センターバランスなので飛行姿勢は安定しています。
巻き
高速巻きでも確かにボディが安定していますね。ボディがぶれたりクルクル回転してしまったりすることはないようです。
スローリトリーブでもしっかりブレードが回転してアピール。ボトム付近をスローに引いてくると、サバやアジなどがヒットします。レンジキープ力・アピール力がしっかりしているのでスローリトリーブでも使いやすいです。
ずんぐりしたシルエットなので引き抵抗は強め。
フォール
左右にゆらゆら揺れながらの水平フォール。センターバランスらしい安定したフォールです。
フォール速度は少し遅め。水深5m前後のポイントで8秒くらいです。鉛より軽い特殊合金を使用しているからですね。あと、底面が広く水受けがいい構造だからだと思います。
どんな魚が釣れる?
【狙える魚】
- イナダ、ワラサ・ブリ
- ヒラマサ
- アジ、サバ
- ヒラメ、マゴチ
- シーバス など
メインターゲットは青物系ですね。ブリやヒラマサなど中型大型の青物やサゴシ・サワラなど、高速巻きに反応が良い魚の釣果が多いようです。一方でサバ・アジなど比較的小型でスローな誘いを好む青物も釣れています。
高速~低速まで様々な誘い方ができるルアーのようです。
おすすめのサイズとカラー
サイズ
サイズは下記を考慮して決めましょう。
・ターゲットの魚は何か?
・釣り場の水深や潮の流れはどれくらいか?
・ロッドのルアーウェイトは?
私は基本的に
・小型、中型青物狙い
・釣り場は水深5~10mの突堤やサーフ、潮は普通
・ロッドのウェイトはMAX50g
という条件での釣りになるので、30gを主に使っています。
10m以上の深場狙いの時は40gを使うこともあります。
カラー
展開されている10色の中でおすすめを3色ご紹介します。
①ケイムラサバ
ナチュラル系の代表、ブルーカラー。本物に近いシルエット感を最大限活かすために、私はブルーカラーをチョイスしました。ケイムラ塗装が施されているのも好ポイント。日中のみならず、まずめ時や曇天でも使いやすいカラーになっています。

②ピンクイワシ
ショアジギングの定番カラー、ピンク。青物狙いなら一つは持っておきたいカラーです。

③ゼブラグロー
一番のチャンスタイム、朝まずめを効率よく攻めるならグローカラーも外せません。ベースカラーがシルバーなので、日中でも使えます。


「アオモノブレード」の効果的な使い方

「アオモノブレード」のおすすめの使い方をいくつかご紹介します。
巻き
サゴシ、イナダなど青物狙いにおすすめ。反応が悪い時は、ただ巻きの中に変化をつけるのが有効。レンジ、速度をいろいろ試し、その日のヒットパターンを探しましょう。また、巻いてる途中で一度止めるストップ&ゴーも非常に有効です。だいたいストップしてテンションフォールをかけてるタイミングで喰ってきます。タダ巻き中に2.3回トゥイッチを入れるのもいい方法です。
ワンピッチジャーク
フォールやジャークも非常に有効。巻きで反応しない時はジャークで誘いをかけていきましょう。フォール速度が速いので、速めのリズムを意識するとスムーズにしゃくれます。また、ヒラメ・マゴチなどボトム付近にいる魚を狙う場合は、しっかり着底させることを意識しましょう。
ボトム責め
上記と重なってしまうが、よりボトム付近にいる魚に特化した釣り方。着底→3回くらい軽くしゃくる→着底→3回くらいしゃくる、を繰り返します。主にアコウ、カサゴなどの根魚、マゴチ、ヒラメなどのフラットフィッシュが狙えます。
なぶら撃ち(リフト&フォール)
ブレードジグの得意技、「ナブラ撃ち」。なぶらの少し先にキャストし、リフト&フォールでなぶらを通過させます。小さなブレード付いているので、マイクロベイトパターンのなぶらにも非常に有効です。

まとめ
以上、シマノ「アオモノブレード」のインプレでした。
高速巻きした時の安定感はピカイチのブレードジグですね。確実に青物が回っている時などはとても心強いと思います。
またレンジキープ力も高いので、ボトム付近をゆっくり引いてくるような使い方もできそうですね。
色々と使い勝手が良さそうなジグですので気になった方はぜひ試してみてください!




