本日ご紹介するのは、ジャクソンの「メタルエフェクト ステイフォール」。
最大の特徴は、六角形の特徴的なボディ。この平面の多いボディ構造が水を掴み、絶妙な喰わせの間を作ります。また、「メタルエフェクトシリーズ」の中で最も細身のシルエットで、ベイトがカタクチイワシの時などにマッチ・ザ・ベイトが狙えます。
シルエットは細身にしたいけど、しっかり喰わせの間も作りたい。そんな状況にぴったりのジグです。
ジャクソン「メタルエフェクトシリーズ」について
「メタルエフェクト」はジャクソンが販売するメタルジグのシリーズです。
メタルエフェクトシリーズでは下記の3種類が展開されています。
- メタルエフェクト ステイフォール
- メタルエフェクト ブレード
- メタルエフェクト ロングキャスト
▼他のモデルのインプレはこちら!
「メタルエフェクト ステイフォール」について
今回ご紹介する「メタルエフェクト ステイフォール」はフォールでの喰わせに特化したモデルです。
喰わせの間
メタルジグの基本的な使い方は、大きく分けると「ただ巻き」、「ジャーキング」の2つですが、このうち「ジャーキング」に焦点を合わせ開発したのがこの「ステイフォール」です。
ジャクソン公式HP
一般的なカタクチのスリムなシルエットで「喰わせの間」をつくることは水抜けが早く不向きでした。しかし、このステイフォールではジグの側面に窪みを設け水を嚙ませることで、水中で一瞬ステイさせることを可能にしました。
「喰わせの間」を最大限に演出できる「メタルエフェクト ステイフォール」、その能力を体感してください。
サイズは以下の3種類を展開しています。
- メタルエフェクトステイフォール / 20g
- メタルエフェクトステイフォール/ 30g
- メタルエフェクトステイフォール/ 40g
- メタルエフェクトステイフォール/ 60g
カラーは8色を展開しています。(詳しくは公式サイトをご覧ください。)
▼一つは持っておきたいピンク系カラー。
「メタルエフェクト ステイフォール」の特徴
「メタルエフェクト ステイフォール」は以下のような特徴があるルアーです。
六角形の特徴的なボディ
まず特筆すべきは6面体とも言うべき特徴的なボディ構造。他のルアーではあまり見られないこのカクカクした構造により、様々な特徴的なアピールをしてくれます。(以下参照)
ジャクソンはこのような平面構造のルアーが得意です。他にもサゴシ専用ミノー「ピンテールサゴシチューン」も6面構造で、強烈なフラッシングとチドリアクションが強みのルアーです。
側面はエッジを効かせて水を掴みやすい構造
側面はただの平面ではなく、少しエッジを入れて窪んだ形状になっています。この窪みが水を掴むので、フォール時に一瞬の「間」を作り出します。この間こそがステイフォールの真骨頂ですね。
また、エッジによって光が凝集されることで強いフラッシング効果を発生します。
3つの中で最も細身のシルエット
シリーズの3種類を比較すると、ステイフォールが最も細身なのが分かります。
ショアジギングにおいて主要なベイトであるカタクチイワシやキビナゴに最も似たシルエットと言えるでしょう。これらの細身の魚がベイトの時はマッチ・ザ・ベイトが狙えます。
リア寄りで飛距離も稼げる
リア寄りのバランスなので、ある程度飛距離が出るのも嬉しいところ。長めのジグはあまり飛距離が出なかったり風の影響を受けやすかったりしますが、そのような短所が軽減されています。
基本性能
基本の「遠投性能」、「巻き」、「フォール」に関してです。
遠投性能
遠投性能は普通。30gをラテオ96Mで投げて80前後飛びます。
リアバランスよりなので向かい風の影響を受けにくいという点も強みです。
巻き
若干のリアバランスなので、軽くお尻を振ったパタパタ系アクション。そこまで派手な感じはない。
6面構造への水流の当たり方によってはときおりバランスを崩すような動き(チドリ)を発生することもあります。この動きは速巻きの時に特に出やすいです。
フォール
フォール速度は遅め。水深5m前後のポイントで9秒くらい。
フォールは基本的には左右にヒラヒラとスライドしながら落ちる木の葉フォール。ただ、6面体+エッジの窪みという変化を生み出す要素は満載なボディ構造をしています。なので潮の当たり方によってはクルクルと回ったり、ころころと転がるような動きをしたりかなりトリッキーなアクションをします。
ジャーク感は普通。特に重くも軽くもない感じです。メタルエフェクトシリーズの3つの中でも中間的なジャーク感です。
- メタルエフェクト ロングキャスト 軽い
- メタルエフェクト ステイフォール 普通
- メタルエフェクト ブレード 重い
▼青物狙いの定番、イワシカラー。
どんな魚が釣れる?
まずは青物でしょう。特にサワラ・サゴシの反応はとてもいいです。
青物以外にもサーフのフラットフィッシュや根魚など色々な魚が釣れているようですね。
- イナダ、ワラサ・ブリ
- ヒラマサ
- ヒラメ、マゴチ
- 根魚
- タチウオ
- シーバス など
6角形の特殊ボディの効果でしょうか?それだけスローでイレギュラー誘いが効いているということですね!
おすすめのサイズとカラー
サイズ
サイズは下記を考慮して決めましょう。
・ターゲットの魚は何か?
・釣り場の水深や潮の流れはどれくらいか?
・ロッドのルアーウェイトは?
私は基本的に
・小型、中型青物狙い
・釣り場は水深5~10mの突堤やサーフ、潮は普通
・ロッドのウェイトはMAX50g
という条件での釣りになるので、30gを主に使っています。
浅いサーフの時は20gを持って行きます。
大型港湾など深い場所では40gを使うこともあります。
カラー
展開されている8色の中でおすすめを3色ご紹介します。
メタルエフェクトシリーズはカラー名を公募して決めるそうです。そのため「バブリーピンク」や「情熱フェニックス」など個性的な名前が多くなっています。
①バブリーピンク
青物狙いで出番が多いピンクシルバー。日によってはブルーやシルバーはだめでピンクにしか反応しないこともあるので、やはり持っておきたいカラーです。
②そのまんま鰯
晴天・澄潮に強いブルーシルバー。シルエットも細身なので、カタクチイワシがベイトの時はドンピシャです。
よりシルエットが細く見える「喰わせカタクチ」もいいですね。
③ミドアカキン
濁りに強いグリーンゴールド。私のホームである新潟はよく濁るので、このカラーは絶対持って行きます。
また、青物狙いのおいて、他のカラーで全く釣れない渋い状況でなぜか釣れたりする意外性が高いカラーです。他の人が全く釣れていない渋い状況で、グリーンゴールドで坊主を逃れた経験が何回かあります。
▼カラーの選び方について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
「メタルエフェクト ステイフォール」の効果的な使い方
巻き
サゴシ、イナダなど青物狙いにおすすめ。反応が悪い時は、ただ巻きの中に変化をつけるのが有効。レンジ、速度をいろいろ試し、その日のヒットパターンを探しましょう。また、巻いてる途中で一度止めるストップ&ゴーも非常に有効です。だいたいストップしてテンションフォールをかけてるタイミングで喰ってきます。タダ巻き中に2.3回トゥイッチを入れるのもいい方法です。
ワンピッチジャーク
フォールやジャークも非常に有効。巻きで反応しない時はジャークで誘いをかけていきましょう。フォール速度が速いので、速めのリズムを意識するとスムーズにしゃくれます。また、ヒラメ・マゴチなどボトム付近にいる魚を狙う場合は、しっかり着底させることを意識しましょう。
ボトム責め
上記と重なってしまうが、よりボトム付近にいる魚に特化した釣り方。着底→3回くらい軽くしゃくる→着底→3回くらいしゃくる、を繰り返します。主にアコウ、カサゴなどの根魚、マゴチ、ヒラメなどのフラットフィッシュが狙えます。
まとめ
以上、ジャクソン「メタルエフェクト ステイフォール」のインプレでした。
メタルエフェクトは主に青物狙いのショアジギングで実績が高いジグですが、3種とも違った特徴があって面白いですね。今回紹介したステイフォールはジャークやフォールといった比較的スローな誘いに向いているモデルです。
今使っているジグでイマイチ釣果が上がらない方や、新しいジグを使ってみたい方は試してみるのもいいんじゃないでしょうか?
▼ショアジギング用ルアーのおすすめまとめはこちら!
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