ショアジギングで使うラインについて。メインライン(PEライン)やリーダーの選び方を解説!

当ページのリンクには広告が含まれています。

岸からメタルジグを遠投して青物などを狙うショアジギング。

糸とメタルジグだけなので仕掛けとしてはシンプルです。

ですが、ラインの選び方によってはジグの飛距離が落ちてしまったり、水中での動きが変わってきたりします。

シンプルな分、ラインの質(種類・太さなど)が釣果に与える影響が大きい釣りとも言えます。

今回は、ショアジギングに使うラインの種類や選び方をお話します。

ショアジギングとは?

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: IMG_1324-e1691471869581-1024x561.jpg

ショアジギングとは、メタルジグと呼ばれる金属製のルアーを岸から遠投し、青物やヒラメ、根魚などを狙う釣り方です。メタルジグは10gくらいの軽いものから、重いものは100g超えのものまであります。

磯などから60g以上のジグを投げる一般的なショアジギングや、少し軽め(20~50g)のジグを使うライトショアジギング、軽いジグ(20g以下)を使うスーパーライトショアジギングなどがあります。

メインの釣り場は防波堤砂浜河口などになります。

主なターゲット
・大型青物(ブリ、サワラ、カツオ)
・小型青物(イナダ・サゴシ・サバ・アジ)
・根魚(カサゴ、ソイ)
・ヒラメ
・マゴチ 
・真鯛
・シーバス 
など

多種多様なフィッシュイーターがターゲットになります。

タックルの種類や強さは、場所や狙う魚によって変えていきます。

ショアジギングで使うライン

ショアジギングでは「メインライン」と「リーダー」という2種類の性質の異なる糸を使います。

メインライン

道糸とも呼ばれ、リールに巻く糸のことです。一般的にショアジギングでは「PE」(ポリエチレン)素材の糸を使います。

軽くて伸縮性がほとんど無い素材で遠投性能に優れます

欠点は、急な負荷や摩擦に対する耐久性が弱いところ。

この欠点を補うために「リーダー」を使います。

リーダー

メインラインの先に付ける糸のことです。一般的には「フロロカーボン」素材の糸を使います。

伸縮性のある素材で、魚が急に走った時にクッションの役割をして、PEラインが切れるのを防いでくれます。

また、摩擦に対して強いので、磯やテトラポットに擦れた時に切れるのを防ぐ役目もあります。

メインライン(PE)の選び方

撚り数(4本、8本)

PEラインは、原糸の数によって4本撚り・8本撚りがあります。

4本撚りは、原糸1本の太さが太いのでラインのハリ・コシが強く、ライントラブルが少ないというメリットがあります。価格も8本撚り安いです。

ですが、ライン表面の凹凸が強く、摩擦抵抗が大きくなるので飛距離は8本撚りに劣ってしまいます。

8本撚りは、細い原糸を撚り合わせているのでラインが柔らかく、表面の凹凸も少ないです。そのため4本撚りよりも飛距離が出やすいです。

ですが柔らかく抵抗が少ない分、風に流されやすく、ライントラブルの原因になります。

まとめると、

4本撚り:初心者など、ライントラブルを少なくしたい人、ラインにお金をかけたくない人
8本撚り:飛距離を出したい人

にそれぞれおすすめです。

太さ(号数)

PEラインの太さは号数で表されます。

ライトショアジギングは1~1.5号ショアジギングは2号~3号を目安に選びましょう。

釣りのジャンルごとの大体の目安を表にまとめました。

PEラインの号数釣りの種類
~0.8号ライトゲーム(アジング、メバリング)、トラウト など
0.6~0.8号エギング、シーバス など
1~1.5号シーバス、ライトショアジギング など
2~3号ショアジギング、船でのジギング など

長さ

メタルジグを100m近く遠投するショアジギングにおいては、最低150m、できれば200mは欲しいところです。

ライントラブルや根擦れによって、ラインを失うことも考えなければなりません。

余裕を持った長さを選びましょう。

リーダー(フロロカーボン)の選び方

太さ

一般的には、メインライン(PEライン)の5倍の号数が基準になります。

堤防など障害物が少なければ一段下げてもいいですし、根がきつい磯場ではもう少し太めにした方がいいでしょう。

ただこの時困るのが、リーダーは太さの単位である号数ではなく、強度の単位であるポンド(lb)で表記されているものが多いということです。

・ポンド(lb)とはアメリカなどで使われている重さの単位。(1ポンド=454g)
・ラインの表記が「1lb」であれば、「454gの負荷までは耐えられる」という意味です。

メーカーによって多少の誤差はありますが、1号のラインは約4ポンド前後です。

リーダーは、PEラインの5倍が目安ですので、PEの20倍のポンド数を選べばよい、ということになります。

迷ったら以下の早見表を参考にしてください。

PEライン太さ(号数)リーダー太さ(lb)
0.6号約14lb前後
0.8号約16lb前後
1.0号約20lb前後
1.2号約25lb前後
1.5号約30lb前後
2号約40lb前後
3号約60lb前後
4号約80lb前後
5号約100lb前後

長さ

ショアジギングの場合、1.5mくらいが標準の長さです。

足元に障害物のない堤防や砂浜であれば80cmくらいでも十分です。

逆に磯や足元にテトラポッドがたくさんある堤防などは、少し長めにしておいた方が安心です。

リーダーは長くするほど飛距離が落ちるしライントラブルも起きやすくなります。(結び目とガイドの干渉が大きくなるため)

ですので必要以上にリーダーを長くするのはやめましょう。

ラインシステムはFGノットが主流

ラインシステム(2本の糸を直接結びつける方法)はいろいろな種類がありますが、FGノットというやり方が主流です。

比較的簡単で、強度もある方法です。

以下の動画がわかりやすいので参考にしてみてください。

まとめ

ラインは一見違いが分かりづらいですが、ものによって釣り心地に大きな差が出るものです。

あなたの釣りにマッチするラインを探して快適な釣りを楽しんでください!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA