本日は、サーフのヒラメ・マゴチ狙いにおすすめのメタルジグをご紹介します。
メタルジグは様々なルアーの中でも遠投性能が格段に高く、サーフのヒラメ・マゴチ狙いにとても使いやすいルアーです。
今回は、私の個人的な経験やネット上の釣果をもとに、特に実績が高くて使いやすいメタルジグを9個厳選しました。
メタルジグをまだ使ったことがない方もいると思うので、選び方のポイントや使い方もお話ししようと思います。
メタルジグをぶん投げて、ヒラメ・マゴチを釣り上げましょう!
ヒラメ・マゴチの生態
ヒラメとマゴチはどちらも砂浜などに生息するフィッシュイーターです。普段は砂の中に身を隠していて、近くを通る魚などを捕食します。基本的な生態が似ている2種ですが、食性や行動範囲など若干違う点もあります。
ヒラメ・マゴチの特徴
ヒラメは全国各地の砂地に生息しています。目が細かい砂泥底の他に、砂利底やゴロタ浜にもいます。魚食傾向が強く、キスやイワシ、ハゼなどの小魚を捕食します。砂底にじっとしているイメージが強いですが意外と活動的で、小魚を追って水面近くまで泳いでいくこともあります。行動範囲も割と広く、1か月で数百㎞移動したという研究結果もあります。
マゴチも全国各地の砂地に生息していますが、低水温に弱いので北海道・東北北部には少なめです。マゴチはどちらかというと砂泥底の方を好む傾向があります。雑食傾向が強く、小魚の他にカニやエビなどの甲殻類を好んで食します。イソメ・ゴカイなども捕食します。ヒラメに比べると海底にじっとしていることが多く、基本的には海底から50cm以内のひと泳ぎで届く距離が捕食範囲です。
| 項目 | ヒラメ | マゴチ |
|---|---|---|
| 生息域 | 全国的に分布し、低水温にも強い | 低水温に弱く、北海道や東北の一部には少ない |
| 産卵期 | 2月下旬~6月頃 | 5月~8月頃 |
| 食性・捕食 | 魚食傾向。イワシ、キスなどの小魚がメイン。泳ぎが得意なため中層まで追いかけて捕食する。 | 雑食傾向。カニ・エビなどの甲殻類がメイン。イワシ・キスなどの小魚やゴカイなども食す。海底からあまり離れず一泳ぎ(50cm以内)で届く範囲を狙う傾向が強い。 |
| 行動範囲 | 比較的広い。ベイトを追って1か月で数百km移動することも。 | 比較的狭い。ヒラメほど広範囲を移動しない。 |
| 旬 | 晩秋~初春(10月~2月頃)が旬。夏場のイメージが強いがこの時期はやや痩せ気味の個体が多い。 | 初夏~夏(6月~8月頃)が旬で、「照りゴチ」と呼ばれる。 |
| 食味 | 淡白で上品な白身、高級魚として知られる | 淡白な白身で独特の歯ごたえがあり。フグに似ていると表現されることも。夏が旬の高級魚 |
目線が違うので最適レンジも変わる
ルアーを選ぶ前提条件になりますが、ヒラメとマゴチでは最適レンジが若干違います。
| 魚種 | 最適レンジ |
|---|---|
| ヒラメ | 海底から0.5~1.5m |
| マゴチ | 海底から0.5以内 |
ヒラメ・マゴチは目の向いている方向が違うため、捕食しやすいレンジも変わってくるのだと思っています。
・ヒラメ:上向きなので上方向がよく見える
・マゴチ:前向なので海底付近がよく見える
ヒラメ・マゴチのどちらを狙うにせよ、ボトムから1m付近を重点的に狙うことになります。なので、ボトム付近をしっかり通せるルアーを選ぶことが大事になります。
ヒラメ・マゴチ用メタルジグを選ぶポイント
ヒラメ・マゴチ用のメタルジグを選ぶポイントは、大きくは次の4点です。
- バランス
- 重さ
- 素材(比重)
- カラー
- フックセッティング
それぞれについて説明します。
バランス(重心)
メタルジグのバランス(重心)は次の3種類があります。
| バランス(重心) | 遠投性能 | アクション |
|---|---|---|
| フロントバランス(前方重心) | 低い | 控えめ |
| センターバランス | 普通 | 普通 |
| リアバランス(後方重心) | 高い | 大きい |
サーフのヒラメ・マゴチ狙いに向いているのはリアバランスとセンターバランス。
リアバランスのジグは飛距離が出るのが最大の強み。広大なサーフにおいて飛距離が出ることは大きなアドバンテージになります。また、リアバランスはリトリーブ時のアクションが大きくアピール力が強い点も、広大なサーフにおいて強みになります。
センターバランスのジグはトータルバランスの良さが長所。クセのないナチュラルアクションで、あらゆる状況に対応しやすいバランスです。魚がスレている時は、リアバランスのバタバタアクションよりセンターバランスのナチュラルアクションの方に反応が良いこともあります。飛距離もコンパクトなシルエットのジグであれば、リアバランスと遜色ないくらい飛びます。
重さ
ポイントの深さによって変わりますが、30g前後が標準になります。ヒラメ・マゴチはボトムから1m以内のレンジをキープすることが大事になりますが、30g前後が最もそのレンジをキープしやすい重さになります。
ルアーの形状や比重によっても変わるので、実際に使ってみて調整することが大事です。あまりに着底が速すぎるようであれば20g、逆に浮き上がりが速すぎるなら40g、というようにポイントに合わせて変えましょう。
目安としては、リトリーブ中にストップを入れた時に、着底まで1.5〜3秒くらいだとちょうど良い感じです。逆に0.5秒以下ですぐに着底してしまうようだとルアーが重すぎるかもしれません。
素材(比重)
前項でフォール速度の話をしましたが、フォール速度は使っている素材によっても大きく変わります。メタルジグに使われる素材は主に次の3種類です。
| 素材 | 比重 | フォール速度 |
|---|---|---|
| 鉛 | 標準 | 標準 |
| 亜鉛 | 小さい | 遅い |
| タングステン | 大きい | 速い |
この3つの中で、サーフのヒラメ・マゴチ狙いに向いているのは鉛と亜鉛。
鉛はメタルジグに使われる最も一般的な素材です。比重は3種類の中で中間に位置し、様々な状況に対応できます。
亜鉛は最も比重が軽い素材です。亜鉛製のジグは浮き上がりが速くフォールもゆっくりになります。深場には適しませんが、遠浅サーフでは鉛よりもルアーをしっかり見せることができるので適している場合も多いです。
カラー
ルアーのカラーは、大きくはナチュラル系・アピール系・夜光系の3つに分けられます。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| ナチュラル系 | 薄いブルー、シルバー、クリアなど。環境に馴染む色。 |
| アピール系 | 赤、金、ピンクなど。原色や濃い色。水中で目立つ。 |
| 夜光系 | グローやケイムラなど、紫外線に反応して光るタイプ。 |
カラーの選び方はざっくりまとめると以下のようになります。
〈時間帯〉
まずめ時・・・夜光系、ピンク系
日中・・・シルバー系、ブルー系
〈天気〉
晴れ・・・シルバー系、ブルー系
曇り、雨・・・夜光系、ゴールド系、ピンク系
〈海の状況〉
潮が澄んでいるとき・・・シルバー系、ブルー系
濁りがあるとき・・・ゴールド系、夜光系、ピンク系
ルアーを選ぶ際は、ナチュラル系・アピール系・夜光系からバランス良く選ぶと、様々な状況に対応しやすくなります。
その中でも特に重視したいのがアピール系。サーフは砂煙やプランクトンの発生でとにかく濁りやすい。そんな中でも安定して魚に気づいてもらうためにはマットカラーやピンク・ゴールドなどの派手なカラーが適しています。一つしか買えないとなったら、私はアピール系カラーにすると思います。
フックセッティング
ヒラメ・マゴチ狙いなら、リアフックは必須です。ヒラメ・マゴチは下から突き上げるようなバイトをし、どちらかというとベイトのお腹〜お尻にバイトすることが多いからです。
青物は「頭食い」してくることが多いのでフロントフックのみのものを使うこともありますが、ヒラメマゴチ狙いの場合は必ずリアフック付きのものを選びましょう。
ヒラメ・マゴチ用メタルジグおすすめ9選

今回は、サーフのヒラメ・マゴチ狙いに実績のあるメタルジグを9個厳選しました。実際に私が使っているものに関しては、使用感などのインプレも交えながらお話ししたいと思います。
【ジャクソン】飛びすぎダニエル

一つ目は、ジャクソンのサーフ特化ジグ「飛びすぎダニエル」。サーフでヒラメ・マゴチを狙うならこのジグは外せないでしょう。
極端な後方重心で、飛距離が出るのはもちろん、誰が投げても飛行姿勢が安定してくれます。
アクションはかなり大きめのウォブリングアクション。ロッドアクションをつけなくてもジグが勝手にアピールしてくれるので、初心者にも使いやすいジグです。
▼「飛び過ぎダニエル」のインプレ記事はこちら!

【ハヤブサ】ジャックアイマキマキ

ハヤブサからリリースされているリーフ形状のブレードジグ。圧倒的な飛距離と魅惑的なフォールアクションが強みです。
ジャックアイマキマキは、リア重心と幅広ボディの安定感により飛距離が出にくいブレードジグの中でもトップクラスの飛距離を誇ります。フォールはゆっくりめで左右にイレギュラーにヒラを打ちながら沈んでいきます。タダ巻きでも当然釣れますが、フォールアクションの食わせ能力こそこのルアーの真骨頂と私は思っています。
ほんとに色々な魚が釣れるので、個人的に「魚種限定解除」の称号を与えたいルアーですね。
▼「ジャックアイマキマキ」のインプレ記事はこちら!

【DUO】フリッパー

フリッパーは、DUOが販売するサーフ用メタルジグです。
このジグの一番の強みは浮き上がりの速さ。ボディは亜鉛でできており、鉛を使った一般的なメタルジグよりも比重が小さくなっています。それに加えて、独特なバナナみたいな形状や下側に付いたアイなど、構造的にも浮き上がりが速くなるように設計されています。
また、比重が小さいにも関わらず他のジグと遜色ない飛距離が稼げることも強みです。後方重心であることに加えて、流線型で空気抵抗が小さなボディ形状が高い遠投性能を生み出します。
よく飛んで底を擦らずにアピールできるので、遠浅サーフ攻略には欠かすことのできない唯一無二のジグです。
【バディワークス】オフベイト

「オフベイト」もサーフ特化のジグです。
オフベイトの特徴を一言で表現すると、「シンペンとジグの中間」のようなルアーといったところでしょうか。ジグでありながら、浮き上がりの速さとユラユラとしたシンペンのような動きを兼ね備えています。
ボディ形状は、頭が少し上向きで全体として滑らかな流線型。このボディ形状により浮き上がりが速くなります。また、流線型のボディラインは水切れが良く、スローリトリーブでもユラユラと絶妙なアクションをしながら泳いでくれます。
メタルジグの飛距離は欲しいけど、アクションはゆったりさせたい。オフベイトはそんな痒い所に手が届くような絶妙なジグです。
【メジャークラフト】ジグパラサーフ

メジャークラフトも優秀なサーフ用ジグをいくつも出しています。「ジグパラサーフ」はその中でも特に実績が高いブレードジグです。
形状は、ブレードが付いている以外はとてもシンプルです。スリムでクセがない形状なので、遠浅からドン深まで様々なフィールド・ベイトパターンにマッチさせることができます。後方重心で抵抗の少ないボディなので、飛距離も抜群。
サーフ初心者にもおすすめできる、使いやすいジグです。
【シマノ】熱砂スピンビーム

サーフ用メタルジグを語るなら、シマノの「スピンビーム」は欠かせないでしょう。シマノのサーフブランド「熱砂」の名を冠しており、その名の通りサーフでの実績は抜群です。
形状は上述の「ジグパラサーフ」に似ており、こちらもシンプル。シンプルですが、浮き上がりの速さや後方重心である点など、サーフに必要な機能をしっかり備えています。
こちらも初心者からベテランまで使える汎用性の高いサーフジグです。
【ダイワ】ヒラメタル

ダイワの「ヒラメタル」もサーフのヒラメ・マゴチ狙いに人気のジグです。
ヒラメタルは「R」と「Z」の2種類のモデルがあります。
「R」は扁平でショアスロー寄りの仕様になっています。ボディは5面体・左右非対称構造で、イレギュラーなスローフォールが持ち味です。
リトリーブ、フォール共にスプーンのような独特のアクションで反射的にヒラメに口を使わせます。
「Z」はスリムで遠投性能に優れたモデル。Rがフォール特化なのに対して、Zは巻きでの使用を想定して作られているようです。リアフックにはティンセルが付いており、バイトマーカーの役目も果たします。
二つ用意して使い分けるのも良いですね!
【BlueBlue】シーライド

シーライドは、ブルーブルーが販売するショアスロー系のメタルジグ。かなり個性的な見た目をしていますが、こちらもヒラメ・マゴチがよく釣れると評判のジグです。
シーライドは、扁平・左右非対称ボディでスローなフォールアクションが持ち味です。
ただ巻きはスプーンのような生命感ある「ドルフィンアクション」。フォールのみならず巻きでも喰わせられるルアーです。
遠浅サーフで喰わせの間を長く取りたいとき、根掛かり地帯をしっかり攻めたいときなどに使いやすいジグです。
また、アイを変えることで前方重心・後方重心を切り替えられるのも面白い点です。
【ジャッカル】ビッグバッカージグ

滋賀県の人気釣具メーカー、ジャッカルの人気ジグ「ビッグバッカージグ」。私も大好きなジグで、数年前に関西にいる時から使い始め新潟に戻ってきても使い続けています。
ビッグバッカージグは基本的には青物にフォーカスした仕様になっていますが、サーフのヒラメ・マゴチの実績も高いルアーです。今回ご紹介するルアーの中で最も小さなサイズ感で、ベイトが小さい時や食い渋りに威力を発揮します。
また、平面を合わせたようなエッジの立ったボディ形状も特徴的。この多面体構造により、フラッシングによる集魚効果とイレギュラーフォールという強みが生まれます。
遠投性能&底取りの速さから、パイロットルアーとしても使いやすいジグです。
▼「ビッグバッカージグ」のインプレ記事はこちら!

メタルジグの強み
メタルジグの強みをまとめました。メタルジグは以下の強みがあります。
- 圧倒的な飛距離で広範囲を探れる
- タフなコンディションに強い
- ベイトが小さな時に強い
- 魚に見切られにくい
- 価格が安い
圧倒的な飛距離で広範囲を探れる
最大の強みは圧倒的な飛距離。サーフの主要ルアー(ミノー、シンペン、メタルジグ、ワーム)の中で最も遠投性能が高いルアーです。
遠浅サーフで沖を狙いたい、沖に良い潮目が出ているなど、サーフにおいて飛距離が欲しい場面は多々あります。そんな時は、メタルジグの出番です。
タフなコンディションに強い
比重が高いメタルジグは、向かい風や波が高い時も使いやすいルアーです。ミノーやワームだと飛距離が出なかったり着底がわからないような状況でも、メタルジグなら快適に使えることがよくあります。
ベイトが小さな時に強い
メタルジグはシルエットが他のルアーより小さいので、ベイトが小さいとき(5cm以下のカタクチイワシなど)にも強さを発揮します。カタクチイワシよりもさらに小さなシラスなどがベイトの時は、ブレードジグが効果的です。
魚に見切られにくい
メタルジグはシルエットが小さくフォールも速いので、魚に見切られにくいルアーです。上述のベイトサイズの違い以外にも、魚の気分的に大きなルアーやゆったりした動きのルアーに反応しないことがよくあるんですよね。ミノー、シンペンに反応が無い時にメタルジグを投げると効果的なこともよくあります。
価格が安い
他のルアー(ミノー、シンペン、ジグヘッドワーム)などに比べて価格が安いのもメタルジグの良さです。
今回ご紹介したジグは全て1000円以下で手に入ります(店舗、サイトによって変わる)。プラグ類は1500円〜2500円が相場なので、ジグはかなり安価と言えます。
特に根掛かり地帯を攻めるような時はメタルジグは強気にいくことができます。
メタルジグの弱み
メタルジグにも弱みがあります。
アピール力は他のルアーに劣る
コンパクトなシルエットはアピール力という点ではマイナスに働いてしまいます。小さいと単純に魚に見つけてもらいにくくなるのと、ルアーが泳ぐ時に波動を出しにくいからです。
リアバランスのジグは、メタルジグの中では波動を出しやすい構造です。サーフにおいてリアバランスがよく使われるのはアピール力が強いからということもあります。
浅い所だと魚にルアーを見せ切れないことがある
フォールの速さが使いにくさに繋がるケースもあります。遠浅サーフの中には100m先でも水深1m以下のような激浅ポイントもあります。このようなポイントでは標準の30gでもフォールが速すぎる場合があります。
私の場合、遠浅サーフがポイントになる場合は20g前後も持っていくようにしています。
メタルジグの使い方

①ただ巻き
サーフでフラットフィッシュを狙う上で最もオーソドックスなアクションです。着底→5~8回巻く(1秒1~1.5回転くらいのスピード)→着底を繰り返します。ヒラメ・マゴチのレンジであるボトムから1m付近を通してくるイメージです。
巻く速度や回数はその日の状況やポイントの深さなどで調整します。
上述の通りヒラメとマゴチでは最適なレンジが若干異なります。どちらをメインで狙うかによって巻く回数・速度を調整するのもおすすめです。
②リフト&フォール(2回くらい)→巻き
「ジャーク」と「巻き」のコンビネーション。投げて着底したら、2回くらい大きめに竿を煽ります。そのまま着底を待たずにリトリーブに繋げます。5〜10回巻いたらまた着底させて2回煽る→リトリーブを繰り返します。
大きくジャークしたタイミングや、その後の巻き始めのタイミングで喰ってくることが多いです。
③ボトム攻め
上記の「リフト&フォール」をさらに細かく刻んだアクション。着底→2.3回小さくリフト→着底を繰り返します。
寒くて魚の活性が低い時や、水深があるポイントでリトリーブだとレンジキープが難しいような時に効果的です。
まとめ
以上、サーフのヒラメ・マゴチ狙いにおすすめのメタルジグ9選でした。
飛距離が稼げるメタルジグは、どんなサーフにおいても必須のルアーです。
色々と試してみて、自分のポイントに適したメタルジグを探しましょう!






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