本日ご紹介するのは、ima(アムズデザイン)の「サスケ95」。
独特のレードルリップとスリム形状が特徴の人気シーバス用ミノーです。
リップレスミノーの先駆けとして2001年に発売されてから20年以上の歴史があるロングセラー商品。多くのアングラーに愛される理由はなんなのか?実際に使ってみた感想を共有したいと思います。

「サスケ」とは?

「サスケ」はima(アムズデザイン)が販売するシーバス用ミノーです。レードルリップと呼ばれるリップとボディが一体化した独特の構造が大きな特徴。このレードルリップが生命感のあるアクションや遠投性能を生み出します。
「サスケ」はどのモデルも独立したリップは無く、「リップレスミノー」という位置づけになっています。
ラインナップは、「95」を含めて15種類のモデルが展開されています。
今回ご紹介する「95」はシリーズ第一作となる元祖モデル。発売は2001年1月ですので、25年以上の歴史があります。
95mmという長さはシリーズで3番目に小さいサイズ感。河川や港湾・サーフにいるベイトに近い大きさで、シーズンを通して汎用的に使用できるモデルです。
シーバスの餌とまで呼ばれる超ロングセラー。
・独自のレードルリップの低抵抗による安定した飛距離。
・フローティングならではのキビキビとしたアクション
・シーズンを選ばないロングセラーミノーaim公式HP
“シーバスの餌”とまで呼ばれる高い実釣性能を誇る超ロングセラーミノー。港湾部をはじめ河川から干潟まで使う場所や季節を選ばず活躍。安定した飛距離と食わせのアクションを併せ持つ。フローティングのSFとシンキングのSSの使い分けにより様々な状況に対応します。
沈下タイプはフローティング(SF)とシンキング(SS)の2種類があります。
カラーは12色を展開しています。(サイズ限定カラーもあるので詳細は公式HPをご確認ください。)
▼宝石のような煌びやかさの「玉彩」。

「サスケ95」について

「サスケ95」は、以下の特徴があるモデルです。
個性的なレードルリップが生み出す生命感

サスケと言えば個性的なレードルリップの印象が強いですよね。このレードルリップこそがサスケの肝でしょう。
このボディと一体化したレードルリップがしっかりと水を受けることで、ヌルヌルとした生命感のある動きになります。
また、通常のリップよりも空気抵抗が小さいので同サイズのミノーより飛距離が出やすい傾向があります。
サヨリやカタクチに似たスリムシルエット
スリムで下あごを突き出したシルエット。まさにサヨリそのものですね。実際サスケは、難しいと言われるサヨリパターンにおいても実績があるルアーです。もちろんカタクチイワシパターンにも強いようですね。
シーズン通して使える汎用性
95mmという小さめのベイトに合わせるのにちょうど良いサイズ感。ミノーとしては小さめなのででかさのアピール力はありませんが、ベイトにマッチさせて使うのは使いやすいサイズですね。
初夏、秋はカタクチイワシ、夏はサヨリ・ハク、秋は鮎や再びカタクチイワシと通年で何かしらのベイトにマッチしそうです(地域差あり)。また、スリムシルエットなのでバチ抜けでも好反応だったという報告もあります。
基本性能
基本の「遠投性能」、「巻き」、「フォール」に関してです。
遠投性能
SFは8gですが、シーバスハンター96MLで投げて30〜40mくらい。ウェイトを考えれば悪くはないかな?って感じです。
ただ、Mクラス以上(ラテオ96M使用)になるとキャストの成功率がかなり下がる印象です。リリースのタイミングが良いとMLと同じくらい飛びますが外すとウェイトが乗らずに全然飛びません。
安定して飛ばすにはML以下を推奨します。
あと横風には強くありません。
巻き
波動は強くなく、バタバタというよりはユラユラ・ヌルヌルといった感じ。どちらかと言うとシンペンの動きに近いかもしれません。
フローティングはレスポンスが良くてデッドスローでもしっかり動いてくれます。スロー(ハンドル1回転以下)だとローリングメインの動きになります。
どんな魚が釣れる?
【狙える魚】
- シーバス(比較的小さな河川の河口、サーフ、堤防などあらゆるフィールド)
- ヒラスズキ(磯、サーフ など)
- 青物(イナダ、サワラ、カンパチ)
- ヒラメ
- マゴチ
- 真鯛
シーバスがメインターゲットになります。95は小さめでSSでも10gしかないので、どちらかというとオープンエリアよりは小場所狙いの方が向いています。
サスケ95のおすすめカラー

ルアーのカラーは、大きくはナチュラル系・アピール系・夜光系の3つに分けられます。
種類 | 特徴 |
---|---|
ナチュラル系 | 薄いブルー、シルバー、クリアなど。環境に馴染む色。 |
アピール系 | 赤、金、ピンクなど。原色や濃い色。水中で目立つ。 |
夜光系 | グローやケイムラなど、紫外線に反応して光るタイプ。 |
【関連記事】
・「グロー」と「ケイムラ」の違いは?
・青物がよく釣れるメタルジグのカラー。時間帯や天候によって有効なカラーは変わる!
ルアーを選ぶ際は、ナチュラル系・アピール系・夜光系からバランス良く選ぶと、様々な状況に対応しやすくなります。
この点を踏まえて、展開されている12色の中でおすすめを3色ご紹介します。
アカキン
アピール系カラーの王道、アカキン。シーバスにももちろん有効なカラーです。どんな魚がターゲットでも一つは持っておきたい鉄板カラーです。

マットチャート
アカキンよりもさらに視認性が高いマットチャート系。濁りはもちろん、光量が少ないまずめ時にも効果絶大です。グロー、ケイムラがないサスケシリーズにおいては外せないカラーでしょう。

クリアーイナッコ
晴天、澄み潮に強いクリアーカラー。マイクロベイトにも強いカラーです。小さなサヨリやイワシがベイトならベストマッチですね。表層付近をヌルヌル引きたいのでSFがおすすめ。

▼メタルジグに関してですが、ルアーカラーの選び方は下記記事で解説しています。

「サスケ95」の効果的な使い方

「サスケ95」の効果的な使い方をいくつかご紹介しますね!
基本はタダ巻きでOK!
ミノーなので、基本的には巻きで使います。ただ巻きでもウォブリングアクションとフラッシングで十分なアピールをしながら泳いでくれます。
一定スピードのただ巻きでもいいですが、スピードを変えてみたり、ストップ&ゴーで誘ってみるとさらにバイトチャンスが増えます。
シンキングタイプ(S)はストップの時間をあえて長くとって沈めてやるのも効果的。フローティングタイプ(F)はあまり長時間止めてると浮いてきてしまうので注意が必要。
ドリフト
河川や流れのある場所ではゆっくりと流れに乗せていくドリフトも効果的。手元にルアーが動くブルブルという振動が伝わるかどうかくらいのスピードでリトリーブするのがポイント。活性が低い時は、ルアーが動くか動かないか微妙なくらいのスピードの方が反応が良いことも、よくあります。
軽いジャーク
リトリーブ中に軽いジャークを入れるのも効果的。ミノーなのであまり激しいジャークはアクションが破綻してしまいますが、軽めなジャークは良い誘いになります。
堤防など足場が高い釣り場では、ロッドを下に向けて下方向にジャークするとレンジをキープしやすいですよ!
まとめ
以上、ima(アムズデザイン)「サスケ95」のインプレでした。
20年以上もシーバス(とアングラー)を魅了し続けている王道ルアーです。
これからシーバスを始める方もぜひ使ってみてください!

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