本日ご紹介するのは、メジャークラフトのブレードジグ「マキジグ ジェット」。
リアバランスで飛距離が出やすく、フォールも比較的ゆっくりなので、遠浅サーフなどで使いやすいジグです。また、スリム形状はサーフのメインベイトとなるカタクチイワシにそっくり。カタクチイワシパターンの時は大当たりすることもあります。
そんなマキジグジェットの特徴についてお話しようと思います。

「マキジグジェット」について

「マキジグ」シリーズはMajorcraftが販売しているソルト用のメタルジグです。展開しているモデルは以下の3種類です。
マキジグのボディはジグパラ(ジグパラスロー、ジグパラジェット)とよく似ています。公式には謳われていませんが、恐らくジグパラのボディをベースにしていると思われます。
ショアジグからSLJまで「巻くだけジグ」
メジャークラフト公式HP
イワシなどの小魚を追い回すターゲットには、ジャークやスライドなどのアクションでヒットに持ち込むパターンが一般的ですが、マイクロベイトなどの動きの遅いベイトに着いたターゲットには全く通用しない場合があります。そんな時に最も有効なのがブレード付きにジグになります。あえてジグの動きを制御し、ブレードのフラッシングと微波動だけでヒットに持ち込める「巻くだけジグ」でマイクロベイトパターンを攻略してください。
フライングシェイプ採用超ぶっ飛び「MAKI JIG JET」
MAKI JIG JETは、リア重心が驚異の飛距離と素早いフォールで、チャンスを逃がしません。ジグに対して垂直なアイでキャスト&フォール時にフックとブレードを一体化、最大級の飛距離を叩き出します。ロングボディがサワラ・サゴシ狙いにおススメです。
▼姉妹品の「ジグパラ」に関する記事はこちら。


サイズは以下の3種類を展開しています。
カラーは現在18種類を展開しています。(詳細は公式サイトをご覧ください)
「マキジグジェット」の特徴

「マキジグ ジェット」は以下のような特徴があるルアーです。
「フライングシェイプ」でぶっ飛ぶ
マキジグジェットの強みである圧倒的な飛距離を生み出しているのが「フライングシェイプ」というボディ形状。ボディに対してフックのアイが垂直方向に配置されており、キャスト時にフック・ブレードの空気抵抗が小さくなるような設計です。
このフライングシェイプとリア重心により、ブレードジグでありながら100m近い飛距離を叩き出せます。
大きなウィローブレードでしっかりアピール
アピールの要であるブレードはウィローブレードを搭載。2.5cmと大きめサイズなので、遠くの魚にもアピールしてくれそうです。
ライブベイトシリーズは警戒している魚に効果的
メジャークラフトの塗装技術「ライブベイト」カラーはマキジグジェットにもラインナップされています。まるで生き餌のようなリアルさで、魚に警戒心を抱かせません。アングラーが多い状況や日中などに使いたいカラーです。
ほぼ全色ケイムラ塗装でまずめ時に使いやすい
マキジグジェットは数色を除きほとんどがケイムラ塗装されています。これは、もともとまずめ時に回遊するサワラ・サゴシなどの青物狙いの設計であるからですね。
ケイムラは青物のみならずさまざまなフィッシュイーターに効果的です。まずめ時だけでなく曇天の日中や濁りで視界が悪い時、マイクロベイトパターンでシルエットをぼやけさせたい時などさまざまな場面で活躍します。
基本性能
基本の「遠投性能」、「巻き」、「フォール」に関してです。
遠投性能
遠投性能はブレードジグとしてはかなり高い。30gをラテオ96Mで投げて80〜90mくらいの飛距離です。
巻き
リアバランスなので、お尻を大きく振ったウォブリングアクション。水切れが良いのでスローリトリーブでもしっかり動きます。
フォール
水平姿勢でゆっくりヒラヒラと沈んでいきます。反転回数が多いので、アピール力は高め。フォール中に食ってくることもよくあります。
フォール速度は他のブレードジグと比べて遅め。私が良く行く場所(水深5mくらい)では10秒くらいで沈みます。

どんな魚が釣れる?
基本的に、ジグで狙える魚はなんでも釣れるようです。
- 青物(サワラ、イナダ)
- サーフのヒラメ、マゴチ
- シーバス
- 根魚
- タチウオ
- マダイ など
100m近い飛距離とスローなフォールという強みを活かすして、サーフでの青物、フラットフィッシュ狙いがおすすめですね。
もちろんサーフだけでなく堤防でも使えますよ!
おすすめのサイズとカラー

サイズ
サイズは下記を考慮して決めましょう。
・ターゲットの魚は何か?
・釣り場の水深や潮の流れはどれくらいか?
・ロッドのルアーウェイトは?
私は基本的に
・小型、中型青物狙い
・釣り場は水深5~10mの突堤やサーフ、潮は普通
・ロッドのウェイトはMAX50g
という条件での釣りになるので、30gを主に使っています。
浅いサーフの時は20gを使うこともあります。
カラー
展開されている8色の中でおすすめを3色ご紹介します。
①緑金アジ(ケイムラ)
サーフのフラット狙いにおいて定番カラーのミドキン。私はマキジグジェットはサーフで使うことが多いのでこのカラーをチョイスしています。ブレードもゴールドで視認性抜群です。

②ピンクイワシ(ケイムラ)
青物、ヒラメ・マゴチなどあらゆるターゲットに効果的なピンクシルバー。ブレードはシルバーでアピールが強すぎない感じです。

③ダメージイワシ(ケイムラ)
スレてる状況に効果的なリアルベイト。金アジなどゴールド系もあります。たた、どうせならナチュラルに振り切りたいので私はイワシ系をチョイスします。


「マキジグジェット」の効果的な使い方

「マキジグ ジェット」のおすすめの使い方をいくつかご紹介します。
巻き
ブレードジグの性能を最も引き出せる使い方です。サゴシ、イナダなど青物狙いにおすすめ。反応が悪い時は、ただ巻きの中に変化をつけるのが有効。レンジ、速度をいろいろ試し、その日のヒットパターンを探しましょう。また、巻いてる途中で一度止めるストップ&ゴーも非常に有効です。だいたいストップしてテンションフォールをかけてるタイミングで喰ってきます。タダ巻き中に2.3回トゥイッチを入れるのもいい方法です。
ワンピッチジャーク
フォールやジャークも非常に有効。フォール速度は普通のメタルジグとあまり変わらないですね。水切れが良い細身ボディでジャークに対する反応はとてもいいです。普通のメタルジグのような感覚で使えます。巻きでは反応しない時はジャークで誘いをかけていきましょう。また、ヒラメ・マゴチなどボトム付近にいる魚を狙う場合は、しっかり着底させることを意識しましょう。
ボトム責め
上記と重なってしまうが、よりボトム付近にいる魚に特化した釣り方。着底→3回くらい軽くしゃくる→着底→3回くらいしゃくる、を繰り返します。主にアコウ、カサゴなどの根魚、マゴチ、ヒラメなどのフラットフィッシュが狙えます。
なぶら撃ち(リフト&フォール)
ブレードジグの得意技、「ナブラ撃ち」。なぶらの少し先にキャストし、リフト&フォールでなぶらを通過させます。ブレードがあるので、マイクロベイトパターンのなぶらにも非常に有効です

まとめ
以上、メジャークラフト「マキジグジェット」のインプレでした。
スリム系のブレードジグは色々ありますが、ここまで飛ぶのはなかなかないですね。フォール速度がゆっくりなこともあってほんとにサーフで使いやすいですよ。
使ったことがない方はぜひ試してみてくださいね!

▼その他のおすすめブレードジグはこちらにまとめています!

▼ショアジギングにおすすめのメタルジグ、ミノーはこちら!


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