本日ご紹介するのは、ダイワのクーラーボックス「ライトトランクα GU2400」。
人気のフィッシング用クーラーボックスでAmazon売れ筋ランキングでは常に1~3位に入っている商品です。
今回は、ショアジギング用として数種類を比較検討の上「ライトトランクα GU2400」購入しました。半年ほど使ってみましたが結果としては概ね満足。
本記事では、このクーラーボックスを購入する前に検討したこと・実際の使用感などについてお話しようと思います。


釣りにおけるクーラーボックスの必要性
クーラーボックスは様々な機能があり、快適に釣りをサポートしてくれます。
釣った魚を美味しく・安全に持ち帰るために必要!
夏場はもちろん、春先や秋の涼しい季節でも釣った魚の温度は意外とすぐに上がってしまうものです。
ショアジギングなどで人気のサバやイナダ、サワラなどの青魚は特に痛みが早く、様々な食中毒のリスクがあります。
青魚などを常温に長時間放置すると、ヒスタミンという有害物質を生成することがあります。ヒスタミンが高濃度に蓄積した魚を食べると発疹や頭痛・吐き気、ひどい場合には呼吸困難などの重篤な症状を起こすこともあります。(参考資料)
せっかく釣った魚を、安全に持ち帰る。これがクーラーボックスに最も求められる機能と言ってもいいでしょう。
クーラーボックスの機能は?
釣り用クーラーボックスに求められる機能は保冷力以外にも様々なものがあります。
- 保冷力
- サイズ(容量、横幅)
- 軽さ
- 耐久性
- 洗浄のしやすさ
- 収納の有無 など
自分の釣りのスタイル(釣り方、対象魚、ポイント 等)を考えた上で、必要な機能をバランス良く満たす商品を選ぶのが大切です。

私の釣りのスタイル

私の釣りはほぼほぼ海のルアーゲームです。その中でもメインはメタルジグを使ったショアジギング。詳細は以下のような感じです。
堤防・突堤・サーフメイン(磯は行かない)
まずポイントですが、基本的にアクセスの良い場所しか行きません(笑)堤防やサーフ、河口などです。
険しい磯などはほとんど行きません。
「ハッピーフィッシング新潟東港」という足場の良い管理釣り場があって、春先はサワラを狙いによく行きます。
▼ハッピーフィッシング新潟東港の詳細はこちら!

今回のクーラーボックスも、このハッピーフィッシングで使いやすいものを、という点を重視して選びました。
「青物」がメインターゲット
ショアジギングが中心なので、メインターゲットは青物になります。
青物以外では、サーフでフラットフィッシュや河口でシーバスを狙ったりもします。
ライトゲームやエギングはやらないので、50cm前後の魚がターゲットになります。
メータークラスの「サワラ」も有り得る!
春先のハッピーフィッシングではサワラ・サゴシのルアーゲームが有名ですが、年によってはメーターサイズが爆釣することもあります。
今回のクーラーボックス検討では、サワラクラスの魚も視野に入れました。

前日22:00に氷を入れる
私は、前日の準備の段階でクーラーボックスに氷を入れてしまいます。時間は大体21:00〜22:00くらい。朝バタバタして時合を逃したくないですからね。
なので、ある程度の保冷力も欲しいと思ってました。
私がショアジギング用クーラーに欲しかった機能
上記のスタイルを考慮して、欲しい機能を洗い出しました。
- 前日夜~家に帰るまでの保冷力(約12h)
- イナダが7〜8匹入る容量
- 90cmのサワラが入る長さ
- 適度な軽さ(持って1km歩けるくらい)
- その他諸々
一つずつ見ていきますね。
前日夜~家に帰るまでの保冷力(約12h)
保冷力はクーラーボックスの要ですね。前述のように、私は前日の夜に氷を準備します。釣り当日は、遅くともお昼12時までには家に帰るようにしています。
このことから、保冷力は最低12hは欲しいと考えました。
イナダが7〜8匹入る容量
メインターゲットは青物です。そして、青物は群れが来ると余裕で2桁釣果が出たりします。
とは言っても20匹も30匹も持ち帰ることはなく、知り合いに配る用をたくさん取ったとしてもせいぜい7〜8匹くらい。なので求める容量としては50cmのイナダが7〜8匹入るサイズとしました。
計算してみると25ℓくらいがちょうど良さそうでした。
90cmのサワラが入る長さ
上述の通り、今回はハッピーフィッシングで使うことを念頭に置いたクーラー選びです。そうなると、サワラが入るかどうか?という点も重要です。
ハッピーフィッシングで釣れるサワラは70cm〜100cmくらい。しかし90cm以上はそんなに釣れるものではありません。なので、90cmのサワラを切らずに(なるべく曲げずに)入れられる横長タイプにすることにしました。
適度な軽さ(持って1km歩けるくらい)
ショアジギングで持ち運ぶことを考えると軽さも重要です。
メインで使おうと思っているハッピーフィッシング東港は、駐車場から堤防の先端まで約1km。ハッピー東港以外でよく行く釣り場も、歩く距離は大体1km〜2kmのところが多いです。
1kmを持って歩ける重さといってもピンとこなかったですが、色々調べて大体4~5kgを目安にすることにしました。
その他
細かいことを言い出せばきりがありませんが、次のような条件も満たしてて欲しいなとは思ってました。
- 予算は1.5万円まで
- 座れる強度
- 収納付き
- 上蓋が完全に外せるタイプ(→洗いやすい)
- ロッドスタンド付き(後付でも可)
【結果】ダイワ「ライトトランクα GU2400」に決定!
上記の条件を基準に検討した結果、ダイワの「ライトトランクα GU2400」が最も条件を満たしていました。

ライトトランクαとは?
ライトトランクαとは、ダイワが販売する釣り用クーラーボックス。充実した機能と1万円台前半のお手頃価格が魅力。AmazonなどECサイトでは常に人気上位の商品です。
(公式HPはこちら)
ライトトランクαのラインナップ
ライトトランクαは、保冷力が違う4モデル(S、GU、ZS、SU)があります。それぞれのモデルに、24ℓと32ℓの2サイズが展開されています。
今回は保冷力とサイズ感が1番理想に近かった、GU2400を選びました。
「ライトトランクα GU2400」のインプレ!

それではこの半年間、実際に使ってみた感想です。
外観
到着時。

外観はこんな感じ。

サイズ感
中はこんな感じ。

堤防に置いてみるとこんな感じです。1人で座るには十分な長さ。頑張れば2人もいけると思います。

容量
73cmのサワラを入れた感じ。まだ余裕がありますね。適当に入れてこれなので、入れ方工夫すればギリギリ90cmも入りそうです。(来春は90cmを入れた写真をお見せしたいですね!)

▼この時の釣行記事はこちら!ヒットルアーは「セットアッパーS-DR」!

別日にサーフでフラットフィッシュがたくさん釣れた時の様子。マゴチ2匹(60cm、50cm)とヒラメ(40cm)ですが、全然余裕過ぎますね(笑)当初予定していたイナダ7~8匹もこの感じなら入りそうですね。

▼この時の釣行記事はこちら!

保冷力
季節ごとに氷の残存率をまとめました。500mlペットボトルに水を入れて凍らせたものを2本作製。クーラーボックスに入れてから12時間後に残っている氷の重量を測り残存率としています。
気温が高い6月の残存率は65%という記録に。大分溶けてしまったように感じますが、それでもクーラーボックスの中はそれなりにひんやりしていました。実際はもっとたくさんの氷を入れていくことを考えると、私のように日帰り釣行がメインの方には十分な保冷力ではないでしょうか。
季節 | 測定日 | 残存率(%) |
---|---|---|
春 | 3/23 | 85% |
夏 | 6/21 | 65% |
秋 | これから測定予定 | – |
冬 | これから測定予定 | – |



シーン別使用感

ポイント毎の使用感です。
堤防(ハッピーフィッシング)
平坦な堤防で駐車場からも近いので、行きはそこまで苦にならない。ただ帰りは疲れているのと、魚が釣れたらその分重くなるので手持ちは結構しんどかったです。キャリーがあるととても楽だと思います。
堤防・突堤
サーフの中にある突堤にも持っていきました。サーフを歩いている時はしんどかった・・・。比較的軽い方だと思うんですが、それでも持って歩くのは大変ですね。
今回は長時間釣行になるのがわかってたので覚悟して持っていきましたが、今後短時間の場合は車に置いておくと思います。
サーフ
私はサーフゲームではクーラーを持っていきません。クーラーボックスは車の中に置いておいて、ある程度釣れたら撤収するか、一時中断してクーラーボックスに入れに行くスタイルを取っています。
サーフのルアーゲームは狙う魚がなんであれランガンが基本になります。そうなると、どんなに小さなクーラーボックスでもとても邪魔です。(それに上記のように、サーフを大きなクーラー持ちながら歩くのはとてもしんどいです。)
サーフゲームにおいては下記の運用が今のところベストだと思ってます。
- 釣った魚はストリンガーで活かしておく
- 魚が弱る前に締める(血抜きも兼ねてそのまま海中へ)
- 魚がなまる前に撤収or一時中断してクーラーボックスへ
▼おすすめのストリンガーはこちら!

ライトトランクαはこんな人におすすめ!
ここまでの内容をまとめると、ライトトランクαは次のような人におすすめです。
- ショアジギング用のクーラーボックスが欲しい人
- 青物が7~8匹入る容量で足りる人
- 船の小物釣り(アジングなど)、ファミリーフィッシングで使いたい人
- 魚をなるべく曲げずに持ち帰りたい人
- 日帰り釣行がメインの人
- 予算1~2万円の人
一方で、ライトゲームや船のジギング、大物が掛かるロックショアがメインの人には大きすぎたり小さすぎたりするので最適とは言えないかもしれません。

おすすめのオプション品

ライトトランクαには便利なオプション品が多数あります。私は、プルーフケースとショルダーベルトを購入しました。どちらもあるととても便利なのでおすすめですよ!
①プルーフケース
ダイワ純正の収納ケース。ライトトランクシリーズに適合しています。
横に2つ並べることが可能。私は2つ購入し、一つには予備のルアーやラインなどの小物、もう一つには食べ物などを入れています。
冷凍耐性もあるので、保冷用の氷を作るのに使う人もいるようです。



②ショルダーベルト
キャリーを使わないなら、ショルダーベルトは必須。取り付け方が少々独特で慣れるまで戸惑うかもしれません。ただ、ワンタッチで取り外しができるので、洗う時などは便利です。



まとめ
以上、ダイワ「ライトトランクα」のインプレでした。
私のように堤防ショアジギングがメインの人にはちょうど良いサイズ感だと思います。日帰り釣行なら保冷力も十分。
気になる方は、ぜひチェックしてみてください!

▼その他のショアジギング用の便利アイテムはこちら!



▼釣った魚を美味しく食べるには締め方も重要!

