本日ご紹介するのはDUO「ビーチウォーカー ハウルシャッド」。ヒラメ用ワームの先駆け的な存在で、サーフアングラーを中心に大人気のワームです。
「ハウルシャッド」はビーチウォーカーシリーズ3種の中で最もコンパクトでナチュラルな動きが特徴。ヒラメ用ワームではありますが、青物やシーバスなど多種多様なターゲットが狙えます。
そんな「ハウルシャッド」の魅力や、サイズ毎の使い分けなどをご紹介します。
「ビーチウォーカー ハウル」について
「ビーチウォーカー(Beach Walker)」はDUOのヒラメ専用カテゴリー。メタルジグやミノー、ワームなど10種類以上のアイテムがあり、どれもサーフからヒラメを狙うための設計になっています。
「ハウル」シリーズはその一角を成すヒラメ専用ワームです。コンセプトは「誰にでも簡単に使いこなせ、ヒラメを獲ることができるジグヘッド+ワーム。」そのコンセプト通り、遠投性能やレンジキープのしやすさ、ジグヘッドとワームのセットの容易さなど、ヒラメ初心者に優しいワームとなっています。
ラインナップ
「ハウル」シリーズは現在、以下の3種類がリリースされています。
- Beach Walker ハウルグラブ
- Beach Walker ハウルシャッド
- Beach Walker ハウルフィッシュ
「ハウルシャッド」は最もナチュラルな動き
今回ご紹介する「ハウルシャッド」は、3つの中で最もシンプルな形状。それゆえ動きもナチュラルで、状況を選ばずに使える万能モデルです。また、シンプルな構造なので飛距離が出やすいのもありがたいポイント。
- グラブやフィッシュでは動きがうるさいと感じる時
- 少しでも飛距離を稼ぎたい時
こんな時はハウルシャッドが向いていますね。
サイズは、基本サイズの4インチとより喰わせ能力に特化した3インチをラインナップ。なので、ワームサイズを小さくしたい時もハウルシャッドが向いていると言えます。
食わせ力を超絶強化した新形状ミニシャッド
DUO公式サイト
テールはやや薄く、形状を控えめにシェイプ。サイズとともにボリュームを抑制することで、
ナチュラルな動きと波動が発生するようにチューンしました。
その結果、ハウルシリーズ随一の食わせ力を獲得し、アングラーが多い状況、
渋い状況において抜群の効果を発揮。
またサイズ感を活かした小技を効かせるフィネス的な使い方にも対応可能になりました。
▼ベイトが小さい時は3インチが有効。
ハウルシャッドの特徴
「ハウルシャッド」の特徴をもう少し詳しく見ていきましょう。
コンパクトなシルエット
一番の特徴は、無駄な装飾が一切ないコンパクト・シンプルなシルエット。ハウルグラブやハウルフィッシュがテールやヒレの大きな動きで誘うのに対して、ハウルシャッドはナチュラルな微振動で誘う設計になっています。
また、空気抵抗が少ないシルエットなので、他のモデルより飛距離が稼げます。
ナチュラルな波動で魚をスレさせない
ハウルシャッドの尻尾はとてもコンパクト。リトリーブ時は尻尾を小刻みに振動させながら泳ぎます。
ハイシーズンの激混みサーフなどは魚の警戒心も高まってしまいます。そんな状況だとグラブやフィッシュの大きなテールでは魚に警戒される可能性があります。そんな時にシャッドに変えるとすぐに反応が得られることもあります。
3インチは喰わせ能力抜群!
4インチからワンサイズ下げた3インチもあり、こちらは更に喰わせ能力に特化したモデルです。
4インチはジグヘッド込みで約11cmに対し、3インチは約8.5cmと2.5cmほどコンパクト化。澄潮や低活性時などアピールを控えめにしたい状況で重宝します。
また、3インチの8.5cmは、カタクチイワシやピンギスくらいの大きさ。ベイトがカタクチイワシやキビナゴ、小さいキスなどの時にマッチ・ザ・ベイトが狙えます。
基本性能
基本の「遠投性能」、「巻き」、「フォール」に関してです。
遠投性能
遠投性能は普通。21g・3インチをラテオ96Mで投げて50mくらいですね。27gだと60mくらい。
27gのジグヘッドはなかなか無いので、そういう意味では飛距離が出しやすいワームかもしれません。
巻き
尻尾をブルブルと小刻みに震わせるようなリトリーブアクション。3インチの方が可動域が狭くなるのでより控えめな動きになります。
フォール
同重量のジグヘッドワームと比べると遅め。21g・3インチは水深2mあるなしのサーフで着底まで2秒くらい。14gで3秒くらい。他のジグヘッドワームに比べてふっくらしたシルエットなので、抵抗が大きくなりフォール速度が遅くなります。
遠浅サーフで使うには食わせの間が作りやすいので有利だと思います。また、レンジキープしやすいので初心者にも扱いやすいですね!
▼遠浅サーフでは14gが喰わせの間を作りやすい。
ハウルシャッドで釣れる魚は?
ヒラメ・マゴチがメインターゲットになりますが、様々な魚が釣れます。
- ヒラメ
- マゴチ
- シーバス(河川、サーフ、堤防などあらゆるフィールド)
- 青物(イナダ、サワラ)
- アジ、サバ
- 根魚
- 真鯛
特に3インチが幅広い魚種に反応が良いと感じますね。まず飛距離が稼げるので、魚と出会うチャンスが多いのでしょうね。あと、3インチのシルエット感は青物やシーバスのメインベイトに近いというのも様々な魚種が釣れる要因と思われます。
サイズ別の使い分けは?
ハウルシリーズは3アイテム共通で3種類のウェイト(14g、21g、27g)があります。それぞれの使い分けについて解説しますので良かったら参考にしてください。
この3種類をうまく使い分けられると、底を擦りすぎたり、逆に底が取れなかったりということが減ってとても釣りやすくなりますよ!
「14g」は遠浅サーフやべた凪で
最も軽い14gは遠浅エリアで威力を発揮します。ヒラメ狙いでは、水深2m以下のポイントも全然あります。そんな普通のルアー重量ではあっという間に着底して喰わせ切れない場所では14g一択ですね。(荒れてる時はこの限りではない)
「21g」はオールマイティーで出番が多い
21gは最も汎用性の高いサイズ。遠浅エリアでも波風がある時は21gが使いやすいことも。また、河口のような浅いけど流れがある場所や、水深5m前後の防波堤など、活躍の場所は多いです。
「27g」は堤防や流れが速い場所
最も重い27gは、5m以上の比較的深いポイントや、潮流の速い場所で使いやすいサイズです。また、波が高い時、風が強い時などタフコンディションにおいても安定して操作することができます。できるだけ飛距離を出して、少しでも沖の魚を狙いたい時にも有効。
ハウルシャッドのおすすめカラー
現在、15カラーがリリースされています。(3インチは10カラー)
この中から個人的におすすめの3種類をご紹介しますね!
特にヒラメ狙いなら、白・ゴールド・ピンクが基本になります。なので、下記の3つを揃えておけばとりあえずどんな状況でも対応できます。
①ツレギスグロー
私が使ってきた中で最も釣果を上げてるカラーです。オールグローでぼんやり光感じが絶妙なアピールになっているんでしょうね。朝まずめ、曇り、雨などローライトな状況で抜群に反応が良いカラーです。
②ヒラメゴールド
ヒラメ狙いなら絶対持っておきたいカラー。ラメが入っていないカラーもありますが、個人的にはラメ入りのヒラメゴールの方が好みです。
③ピンクイワシ
濁りが入っている時に大活躍のマット系ピンク。朝まずめでももちろん使えます。グローが効かなくなってきたあたりで反応が多い傾向があります。
ハウルシャッドの効果的な使い方
「ハウルシャッド」の効果的な使い方をいくつかご紹介しますね!
基本はタダ巻きでOK!
基本的には巻きで使います。ただ巻きでもテールの微振動で十分なアピールをしながら泳いでくれます。一定スピードのただ巻きでもいいですが、スピードを変えてみたり、ストップ&ゴーで誘ってみるとさらにバイトチャンスが増えます。ストップで毎回ボトムをとるのもOK。
ドリフト
河川や流れのある場所ではゆっくりと流れに乗せていくドリフトも効果的。ボトムを擦らない範囲内でできるだけゆっくり巻くのがポイント。活性が低い時は、ルアーが動くか動かないか微妙なくらいのスピードの方が反応が良いことも、よくあります。
軽いジャーク
リトリーブ中に軽いジャークを入れるのも効果的。ヒラメ狙いのワームなのであまり激しいジャークは不向きですが、軽めなジャークは良い誘いになります。ジャーク後に少し喰わせの間を作ったタイミングや、ジャーク後の巻きはじめで喰ってくることが多いです。
堤防など足場が高い釣り場では、ロッドを下に向けて下方向にジャークするとレンジをキープしやすいですよ!
ボトム責め
よりボトム付近にいる魚に特化した釣り方。着底→3回くらい軽くしゃくる→着底→3回くらいしゃくる、を繰り返します。主にアコウ、カサゴなどの根魚、マゴチ、ヒラメなどのフラットフィッシュが狙えます。ハウルシャッドにもってこいの使い方です。
まとめ
以上、「ビーチウォーカー ハウルシャッド」の紹介でした。
ヒラメ用のジグヘッドワームはたくさんの種類がありますが、ハウルシャッドはなかなか使いやすい部類です。
特に初心者の方がみんなぶつかるであろう、レンジキープ力という点ではこれほど使いやすいワームはないと思います。
初心者の方ならハウルシャッドはぜひ使ってみて欲しいアイテムですね!