本日ご紹介するのは、コアマンのジグヘッドワーム「VJ」。シーバスフィッシングをする方にはもはや説明不要の超ど定番ルアーですね。
バイブレーションジグヘッドの略で「VJ」ですが、名前の通り小刻みに振動しながら泳ぐことで、ターゲットに強烈にアピールします。あまりに高い喰わせ能力で、シーバスのみならず青物・ヒラメ・マゴチなどなんでも釣れると近年話題になっています。
そんな「魚種無限ルアー」とも言うべきVJについて、特徴や使い方、おすすめカラーなどをご紹介しようと思います。

コアマン「VJ」について

「VJ」はシーバスフィッシングの専門メーカー、コアマンが販売するジグヘッドワームです。バイブレーションジグヘッド(Viblation Jighead)という、画期的な設計でシーバスフィッシングにおいては欠かすことのできないアイテムとなっています。
これは全く新しいニューカテゴリーです!バイブレーションするジグヘッドルアーの登場!
コアマン公式HP
経験によって導き出されたジグヘッドデザインと、装着するコアマンワームとのマッチングで、ボディ全体が絶妙に揺れるバイブレーションを発生します。
圧倒的な食わせ能力をもつワームが、より細かく振動してシーバスを強烈に誘う。しかもそれがまたぶっ飛びの飛距離なので、完全に反則レベルです。
スレたシーバスをバイトにまで持ち込むことの出来るこのルアーが、新しい領域を拓きます。VJの圧倒的パフォーマンス。間違いないです。
サイズは以下の3種類を展開しています。
カラーは22色を展開しています。(サイズ限定カラーもあるので詳細は公式HPをご確認ください。)
▼一番人気の「沖堤イワシ」

コアマン「VJ」の特徴

「VJ」は以下のような特徴があるメタルジグです。
「微振動」による強烈な誘い
最大の特徴は、リトリーブ時に本体がバイブレーションのようにブルブルと微振動すること。他のジグヘッドワームにはない画期的な設計です。
波動による集魚効果とワームのナチュラルな誘いが合わさり抜群の喰わせ能力を発揮します。
「チドリ」でターゲットの捕食スイッチオン!
微振動しているボディに潮流があたると、フラフラっとバランスを崩すようなアクションになります。これを「千鳥(ちどり)」アクションといいます。
千鳥アクションは弱った小魚のように見え、フィッシュイーターの捕食スイッチを強制的にオンにしてくれます。
浅場から深場までカバーできる3サイズ
16g・22g・28gの3サイズが展開されており、水深3m以下の浅場から水深10m以上の深場までカバーできます。詳しい使い分けは後半で解説します。
飛距離も抜群
ジグヘッドワームの中では飛距離は優秀。16gでも40m前後、28gだと60m前後は飛びます。ワーム部が細身な上にシャッドテールで空気抵抗が小さいのが効いていますね。
大物狙いならフックは付け替え必須
標準のフックは細軸で小さいのが残念。最強ワームのVJの唯一の欠点と言ってもいいかもしれません。ランカーシーバスや大型青物を狙うのであれば、太軸フックに変えた方がいいです。
基本性能
遠投性能
遠投性能は高め。16gで40mくらい、28gでは60mくらい飛びます(シーバスロッドのMクラス使用)。
巻き
速めのリトリーブ(1秒1回転以上)では、小刻みに震えながら泳ぐウォブリングアクション。潮流が当たったりすると左右にフラッフラッと蛇行する「千鳥」アクションを発生します。
遅めのリトリーブ(1秒1回転以下)ではウォブリング感は小さくなり、テールだけパタパタ動かしながら泳ぎます。
フォール
フォール速度は同重量のジグヘッドワームの中では普通。水深5mくらいのポイントでは、16gで着底まで6秒くらい。28gで3秒くらい。
フォールアクションは、頭からストーンと落ちるような感じです。

コアマン「VJ」で釣れる魚は?
シーバスの実績はとても高いです。重量とワームカラーを変えることで、様々なフィールドに対応できます。
シーバスがメインターゲットですが、青物やヒラメ・マゴチ、マダイなど様々な魚が釣れるようです。振動による物理的な誘いと、ワームのナチュラルな動きが色々な魚に効くということですね。
- シーバス(河川、サーフ、堤防などあらゆるフィールド)
- 青物(イナダ、サワラ)
- ヒラメ
- マゴチ
- アジ、サバ
- 根魚
- 真鯛

コアマン「VJ」のサイズ別使い分け

VJは3種類(16g・22g・28g)のサイズがあります。これらは主にはポイントの水深で使い分けるのがおすすめ。
「16g」はサーフなどの浅場(水深3m未満)
一番軽い16gは、遠浅サーフなどの浅いポイントにおすすめ。水深が3m以下のポイントでもある程度ルアーを見せる間が作れます。
スローリトリーブでも底を擦りにくいので、サーフがメインの人は必須です。
「22g」は漁港など(水深5mくらい)
最もオールマイティに使えるのは22g。水深5mくらいの中規模な漁港や堤防などでストレス無く使えます。
流れのある河口などにもおすすめ。
「28g」は沖堤防や磯場など(水深5m以上)
水深のある沖堤防や流れの速い磯には28gがおすすめ。メタルジグと同じようなフォール速度が出るので底取りがはかどります。
青物やヒラメ狙いで少しでも飛距離が欲しい時も活躍します。
コアマン「VJ」のおすすめカラー
ルアーのカラーは、大きくはナチュラル系・アピール系・夜光系の3つに分けられます。
種類 | 特徴 |
---|---|
ナチュラル系 | 薄いブルー、シルバー、クリアなど。環境に馴染む色。 |
アピール系 | 赤、金、ピンクなど。原色や濃い色。水中で目立つ。 |
夜光系 | グローやケイムラなど、紫外線に反応して光るタイプ。 |
ルアーを選ぶ際は、ナチュラル系・アピール系・夜光系からバランス良く選ぶと、様々な状況に対応しやすくなります。
以下で、ナチュラル・アピール・夜光それぞれのおすすめカラーをご紹介します。どれも実績のある王道カラーなので、迷ったらとりあえずこの中からチョイスしてもらえたら失敗しないかと思います。
【ナチュラル系】シルバーヘッド/沖堤イワシ
VJといえばこのカラーと言っても過言ではないくらいの人気カラーです。様々なターゲットのメインベイトとなり得るカタクチイワシに寄せただカラーリング。光量が多い日中はとりあえず沖堤イワシを投げておけばいいと言われるくらい信頼が高いカラーです。

【ナチュラル系】シルバーヘッド/シャローイワシ
「シャローイワシ」は薄いグリーン×薄い黄色という、ナチュラルとアピールの両方を併せ持つカラー。「沖堤イワシ」よりもアピール力が強く、曇りや多少濁りが入っている状況ではこちらの方が有利かもしれません。どれか一つ持っていくならシャローイワシという人も多い汎用性の高いカラーです。

【アピール系】 ゴールドヘッド/沖堤ピンク
まずめ時は濁りなど光量が少ない状況で必須になるピンク系。「沖堤ピンク」は濃い目のピンクでアピール重視のカラー。

【アピール系】 ゴールドヘッド/ヒラメピンク
「ヒラメピンク」は、ピンクとオレンジをミックスしたような色合いです。オレンジ・ゴールド系はサーフでのヒラメ・マゴチ狙いの定番カラー。また、オレンジ・チャート系はサワラなどの青物にも効果抜群。
様々なターゲットを狙いたいアングラーにはぜひ持っていて欲しいカラーですね。

【夜光系】 ピンクヘッド/ケイムラパープルピンク
ケイムラカラーも一つは持っておきたい。まずめ、曇天・雨天など光量が少ない状況では圧倒的に強いです。この「ケイムラパープルピンク」はアピール力重視なので活性が高い時におすすめ。よりナチュラルに誘うなら「ケイムラパール」もおすすめです。

コアマン「VJ」の効果的な使い方

「VJ」の効果的な使い方をいくつかご紹介しますね!
基本はタダ巻きでOK!
基本的には巻きで使います。ただ巻きが、VJの強みである「バイブレーション」を最大限に活かせる使い方です。一定スピードのただ巻きでもいいですが、スピードを変えてみたり、ストップ&ゴーで誘ってみるとさらにバイトチャンスが増えます。浅場であれば、ストップで毎回ボトムをとるのも効果的。
ドリフト
河川や流れのある場所ではゆっくりと流れに乗せていくドリフトも効果的。ボトムを擦らない範囲内でできるだけゆっくり巻くのがポイント。活性が低い時は、ルアーが動くか動かないか微妙なくらいのスピードの方が反応が良いことも、よくあります。
軽いジャーク
リトリーブ中に軽いジャークを入れるのも効果的。あまり激しいジャークは不向きですが、軽めなジャークは良い誘いになります。ジャーク後に少し止めて喰わせの間を作ったタイミングや、ジャーク後の巻きはじめで喰ってくることが多いです。
ボトム責め
よりボトム付近にいる魚に特化した釣り方。着底→3回くらい軽くしゃくる→着底→3回くらいしゃくる、を繰り返します。主にアコウ、カサゴなどの根魚、マゴチ、ヒラメなどのフラットフィッシュが狙えます。
まとめ
以上、コアマン「VJ」の紹介でした。
ワームとミノーの両方の良さを併せ持つVJ。迷ったらとりあえずVJ投げるという人も多い最強ルアーの一つです。
一つ持っておくといざという時に役立つかもしれませんよ!

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