本日ご紹介するのは、ジャンプライズのシンキングペンシル「ぶっ飛び君」。
主にサーフからの使い勝手の良さに定評があり、シーバスやヒラメ、マゴチなどの実績が高いシンペンです。
実際にサーフで使ってみましたが、確かに使いやすい!これまで様々なシンキングペンシルを使ってみましたが、サーフでのしっくりくる感じはトップクラスかもしれません。
ジャンプライズ「ぶっ飛び君」とは?

ジャンプライズは「ぶっ飛び君」意外にも様々なシンキングペンシルを販売しています。
ジャンプライズのシンペン「三兄弟」
ジャンプライスのシンペンは複数ありますが、特に人気なのが次の3つです。
- ぶっ飛び君
- かっ飛び棒
- 飛びキング
3つとも名前も見た目も似ていますが、それぞれに特徴があります。
| モデル | 長さ | 重さ | サイズ数 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| ぶっ飛び君 | 95mm~115mm | 25g~34g | 6種 | 様々な状況に使える汎用モデル。 |
| かっ飛び棒 | 130mm~150mm | 30g~80g | 3種 | 大き目サイズでアピール重視。 |
| 飛びキング | 105mm | 44g | 1種 | 飛距離特化。 |
「ぶっ飛び君」は中間的なサイズで汎用性が高い
「ぶっ飛び君」は長さ・重さともに最も中間的な設計となっています。サイズも6種類あるので、状況に合わせて選ぶことができます。3種類の中では最も汎用性が高いモデルと言えます。
メーカーとしても「飛距離と喰わせの両立」を謳っており、サーフからロックショアまでを想定しているようです。
井上友樹が追い求めてきた新世代のルアーがついに形になった。テスト段階から圧倒的な釣果を叩き出し、周囲の度肝を抜いてきた期待の新星。ヒラスズキやシーバス、ヒラメ。そしてヒラマサやブリと言った大型の青物までもが射程圏。同サイズのメタルジグにひけをとらない圧倒的な飛距離を武器に広範囲のサーチが可能。そして絶妙な食わせのアクションとの両立で世界はさらに広がった。アクションは若干強めに設定したハイピッチワイドスイング。フォールは水平ローリングフォール。
タダ巻き~スキッピングまで使い方は自由自在。
ジャンプライズ公式HP
「ぶっ飛び君」は次の6サイズで展開されています。
- ぶっ飛び君95S
- ぶっ飛び君ライト95SS
- ぶっ飛び君ミディアム95SS
- ぶっ飛び君75HS
- ぶっ飛び君115S (※2025年発売モデル)
カラーは13色を展開しています(詳しくは公式HPをご覧ください)。
「ぶっ飛び君」の特徴

「ぶっ飛び君」は、以下の特徴があるモデルです。
スリムでシンプルな「棒」形状

形状はシンプルです。一見するとただの棒。顔の部分もナチュラルな曲面になってます。リップはニードルなどの構造がなくシンプルなデザインです。
他のシンキングペンシルと比較しても、凹凸が少ない構造であることがわかります。そして自重の割に長く、存在感のあるボディになってます。

3番目:ぶっ飛び君115S

スローで魅力的なフォール
自重に対して長さがあるのでフォール速度は遅め。この絶妙なフォール感が特に遠浅サーフなどでの使いやすさに繋がります。
ヌルヌルとした生命感のあるアクション
シンプルな棒形状なので、基本的に生命感のあるヌルヌル系アクションです。
棒みたいなのでセンターバランスかと思いきや、実は若干のリアバランスになってます。そのため早まきではウォブリングのパタパタ感も入り、しっかりアピールしてくれます。
スローにヌルヌル動かすこともできるし、速くパタパタとお尻を振ることもできる、そんな良いとこ取りのルアーです。
ジグに匹敵する飛距離
飛距離も大きな武器です。若干ですがリアバランスになっていることと、シンプルな抵抗の少ない形状がジグ並みの飛距離に繋がっています。
基本性能
遠投性能
遠投性能は高め。95Sをラテオ96mで投げて80mくらい。
特に95Sは向かい風をもろともしない力強さを感じます。
巻き
スローではローリングメインのシンペンらしい大人しいアクション。速巻きではお尻をパタパタ振ったウォブリングアクション。
比重が小さい方なので引き抵抗も比較的小さめです。
フォール
水平姿勢のままゆらゆらと揺れながら沈んでいきます。(いわるゆシミーフォール)若干後ろにスライドしながらのフォールになります。
フォール速度は遅め。「95S」を1.5mくらいのサーフで投げて、着底まで2〜3秒くらい。
個人的にはこれくらいゆったりした使用感のルアーは好きです。ただ、水深があるポイントで使う場合やもう少しスピーディーに使いたい場合は、「115S」や「飛びキング」などの重さがあるモデルの方がいいかもしれません。
どんな魚が釣れる?
【狙える魚】
- ヒラメ
- マゴチ
- シーバス(比較的大きな河川の河口、サーフ、堤防などあらゆるフィールド)
- ヒラスズキ(磯、サーフ など)
- 青物(イナダ、サワラ、カンパチ)
- 真鯛
- イサキ
おすすめのサイズとカラー

「ぶっ飛び君」の、状況に合わせたおすすめサイズとカラーをご紹介します。
95S、115Sの使い分け
95S・115Sについて、私なりの使い分けをご紹介します。
| モデル | 長さ | 重さ | 適したシチュエーション |
|---|---|---|---|
| 95S | 95mm | 25g | 超遠浅(1m以下)。凪。ベイトが小さいとき。オールマイティーに使える。 |
| 115S | 115mm | 34g | サーフ・堤防(1~3m)。ベイトが大きいとき。 |
95Sはサーチベイト的な使い方をします。ベイトが何かわからない時やスローに攻めたい時、ポイントが浅い時に最適。私は95Sの方が出番が多いです。
115Sはサイズを大きく見せたい時や、飛距離を稼ぎたい時に使います。秋はベイトサイズが大きくなってくるので115Sの出番が増えてきます。
おすすめカラー
現在販売されている13色の中から個人的におすすめの3色をご紹介します。
①アカキングローベリー
フラット狙いで使うならアカキンは外せません。このカラーが無いと不安です。
アカキングローベリーは名前の通りお腹がグローになっています。朝夕まずめやナイトゲームでも使いやすいカラーです。
②リアルイワシ
ナチュラルカラーのブルーシルバー。ネットの釣果を見ていると、このリアルイワシやブルピンイワシの釣果が多い気がします。
もう少しアピールが欲しい時は「レンズキャンディグローベリー」がおすすめ。キャンディ柄とグローでアピール力がプラスされています。
③チャートバックレインボー
チャート系は濁りが入る海域での実績が抜群です。明滅がない分、シルエットがはっきり見えるんでしょうね。
この「チャートバックレインボー」は、チャート色のお腹に背中はキャンディ柄とかなりアピール力の高い配色になっています。
「ぶっ飛び君」の効果的な使い方

「ぶっ飛び君」の効果的な使い方をいくつかご紹介しますね!
着底→ただ巻きの繰り返し
サーフでフラットフィッシュを狙うならまずはこの使い方でしょう。ヒラメ・マゴチのレンジであるボトムから1m付近を通してくるイメージです。着底→5~8回巻く(1秒1~1.5回くらい)→着底を繰り返します。巻く速度や回数はその日の状況やポイントの深さなどで調整します。
また、ヒラメとマゴチでは最適なレンジが若干異なります。
- ヒラメ:少し上のレンジ(ボトムから0.5~1.5mくらい)
- マゴチ:ボトムギリギリ(ボトムから0.7mくらい)
なので、どちらをメインで狙うかによって巻く回数・速度を調整するのもおすすめです。
▼シンキングペンシル(モンスターショット)でヒラメ・マゴチがたくさん釣れた時の記録です。

レンジを変えてのただ巻き
シンキングペンシルの良いところは狙うレンジを自由に決められること。リップのあるミノーだと一定のレンジに留まってしまいますが、シンキングペンシルは表層からボトムまで広く探ることができます。
着水から巻き始めまでのカウントを変えながら、幅広いレンジを探りましょう。
表層のスキッピング
着水から高速巻きをすると、表層をヌルヌルと滑るように走ります。朝一など活性の高い個体がいる場合、一発で食ってくるでしょう。
朝一のサゴシ、イナダなどにおすすめ。ナブラが発生している時にも有効です。
まとめ
以上、ジャンプライズ「ぶっ飛び君」のインプレでした。
この飛距離と絶妙な浮遊感はかなりサーフ向きですね。特に遠浅のサーフでは活躍すること間違いなしです。
サーフでスローに誘えるシンペンを探している方はぜひ試してみてください!
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