本日ご紹介するのは、ジャクソンのシンキングペンシル「アスリート12SSP」。
サーフのフラットフィッシュ用に開発されたシンキングペンシルで、ヒラメ・マゴチの反応がかなり良いと噂のルアーです。
実際にサーフで使ってみたので使用感などを共有します。
ジャクソン「アスリート」とは?

「アスリート」とは、ジャクソンが販売するソルト用プラグシリーズです。主に青物をターゲットにしておりミノーやシンキングペンシルなど様々なラインナップがあります。
【ミノー】
- アスリート12SSV/14SSV
- アスリート+12FSVG/14FSVG
- アスリート+105SVG
- アスリート17SSV
- アスリート13MDS
- アスリート12SS
【シンキングペンシル】
- アスリートダートSP
- アスリート105SSP (※サーフ特化)
- アスリート12SSP/14SSP (※サーフ特化)
今回ご紹介する「アスリート12SSP」はサーフでのフラットフィッシュ狙いに特化した仕様となっています。
驚異の飛距離!速攻フォール!
遠浅サーフ攻略の為、アスリートシリーズから新たに120㎜サイズのシンキングペンシルが誕生。現在、人気沸騰中のサーフからのフラットフィッシュゲーム。様々なルアーが発売されているが、あらゆるシチュエーションで誰が投げても飛距離が出せ、遠浅サーフでもボトムを擦らずにスローで誘えるルアーが今まで存在したでしょうか。
アスリート12SSPはサーフからのフラットフィッシュゲームを強く意識し開発した為、従来のシンキングペンシルとは着眼点が大きく異なり後方重心に設計してあります。
ジャクソン公式HP
サーフ特化のアスリートは105SSP、12SSP、14SSPと3種類のサイズで展開されています。
カラーは現在15種類を展開しています。(詳細は公式サイトをご覧ください)
「アスリート12SSP」の特徴

「アスリート12SSP」は、以下の特徴があるモデルです。
リアバランスで飛距離抜群&素早い底取り
アスリート12SSPは、シンキングペンシルにしては珍しくリアバランスになっています。これにより、遠投が必要な遠浅サーフでも使いやすくなっています。
アピール力抜群ウォブリングアクション
リアバランスなので、アクションは大きめのウォブリングアクション。サーフのヒラメ・マゴチは大きなバタバタアクションに反応が良いのでこのあたりもサーフ仕様になってますね。
水抵抗の少ない曲線形状
ボディは平面が少なく丸みのある形状です。この形状によりリトリーブ時にはよりヌルヌルとした生命感のある動きをしてくれます。

下;アスリート12SSP
アスリート12SSPは側面・底面の丸みがかなり強い

アスリート12SSPはかなり平面が少ない形状。そして長い!
3フックでショートバイトを逃さない
ボディの長さを活かした3フック仕様。ショートバイトが多いフラット狙いにおいては嬉しい機能ですね。
基本性能
遠投性能
遠投性能は高め。ラテオ96Mで投げて70〜80mくらい。
ただ、長さがあるので横風・向い風の時は飛距離が落ちてしまうようです。
巻き
お尻を大きく振ったウォブンロールアクション。平面が少なく抵抗が小さいため、ローリング気味のヌルヌルとしたアクションです。これぞシンペンという感じの生命感ある動きですね。
フォール
リアバランスなのでお尻側に若干スライドしながらストンと落ちるようなフォールです。
フォール速度は速め。水深1.5mくらいのサーフだと1〜2秒で着底します。重量が32gあるのと面が少なく抵抗が少ないためと思われます。
水深があるフィールドや荒れている時はかなり使いやすそうです。一方で水深1〜2m前後のポイントでかつ凪の日は、少し着底が速すぎて魚にルアーを見せきれないかもしれません。そのような場合はワンサイズ小さい105SSPが良いかもしれません。
どんな魚が釣れる?
【狙える魚】
- ヒラメ
- マゴチ
- シーバス(比較的大きな河川の河口、サーフ、堤防などあらゆるフィールド)
- ヒラスズキ(磯、サーフ など)
- 青物(イナダ、サワラ、カンパチ)
- 真鯛
- イサキ
サーフで狙えるターゲットはほぼ全て狙えると思ってよいでしょう。メインはヒラメ・マゴチですが、時期が来ればシーバスや青物なども狙えます。12SSPは120mmと比較的大きなサイズなため、マイワシや落ち鮎など大きいサイズのベイトについたターゲットも狙えます。
サーフだけでなく堤防や磯でももちろん使えます。沈下速度の速さを活かし幅広いレンジを探ることで、青物・シーバス・マダイなどさまざまなターゲットの実績があります。

おすすめのサイズとカラー

状況に合わせたおすすめサイズとカラーをご紹介します。
105、120、140の使い分け
サーフ専用設計としてラインナップされている3種(105mm、120mm、140mm)の使い分けをご紹介します。
| モデル | 長さ | 重さ | 適したシチュエーション |
|---|---|---|---|
| 105SSP | 105mm | 24.5g | 超遠浅(1m以下)。凪。ベイトが小さいとき。 |
| 12SSP | 120mm | 33g | 遠浅サーフ・堤防(1~3m)。オールマイティーに使える。 |
| 14SSP | 140mm | 40g | 水深のある港湾・磯。ベイトが大きいとき。 |
最もスタンダードで人気なのが120mm。サーフ。堤防問わず様々なフィールドで活躍します。
120mmでは少し重すぎる場合に活躍するのが105mm。遠浅で潮や波風が無いような状況でとても使いやすいサイズ感です。また、春のカタクチイワシパターンなどベイトが小さい状況でも活躍します。
深さがあるサーフや港湾・磯で使いやすいのが140mm。40gの重量があるので素早く底を取ることができます。また、秋のビッグベイトパターンにも合わせやすいサイズ感です。
おすすめカラー
①マットライムチャート
サーフのフラットフィッシュに高実績のマットカラー。派手すぎない・・・?と思ってしまいますが、かなり釣れます。光の明滅がなくてシルエットがはっきり見えるのが特徴。朝夕まずめや濁りが強い時など、水中の光量が少ない状況で特に活躍します。
②アカキン
こちらもヒラメ・マゴチの定番カラー、アカキン。アカキンも視認性が高く、砂煙やサラシで視界が悪くなりがちなサーフでもしっかり魚にアピールしてくれます。フラッシングのホログラムが入っているので日中でも使いやすいカラーになってます。
③ピンクキャンディー
ヒラメ・マゴチのみならず青物・シーバスにも効果的なカラー、キャンディ。ナチュラルカラーのシルバーをベースにキャンディ模様をあしらったいかにも釣れそうなカラーリングです。
アスリート12SSPの効果的な使い方

「アスリート12SSP」の効果的な使い方をいくつかご紹介しますね!
着底→ただ巻きの繰り返し
サーフでフラットフィッシュを狙うならまずはこの使い方でしょう。ヒラメ・マゴチのレンジであるボトムから1m付近を通してくるイメージです。着底→5~8回巻く(1秒1~1.5回くらい)→着底を繰り返します。巻く速度や回数はその日の状況やポイントの深さなどで調整します。
また、ヒラメとマゴチでは最適なレンジが若干異なります。
- ヒラメ:少し上のレンジ(ボトムから0.5~1.5mくらい)
- マゴチ:ボトムギリギリ(ボトムから0.7mくらい)
なので、どちらをメインで狙うかによって巻く回数・速度を調整するのもおすすめです。
▼シンキングペンシル(モンスターショット)でヒラメ・マゴチがたくさん釣れた時の記録です。

レンジを変えてのただ巻き
シンキングペンシルの良いところは狙うレンジを自由に決められること。リップのあるミノーだと一定のレンジに留まってしまいますが、シンキングペンシルは表層からボトムまで広く探ることができます。
着水から巻き始めまでのカウントを変えながら、幅広いレンジを探りましょう。
表層のスキッピング
着水から高速巻きをすると、表層をヌルヌルと滑るように走ります。朝一など活性の高い個体がいる場合、一発で食ってくるでしょう。
朝一のサゴシ、イナダなどにおすすめ。ナブラが発生している時にも有効です。
まとめ
以上、ジャクソン「アスリート12SSP」のインプレでした。
アピール力が重要なサーフにおいて120mmのサイズ感は心強いです。沈下速度も速すぎず遅すぎちょうど良い感じ。サーフ特化を謳うだけあってフラットフィッシュ狙いに使いやすい仕様になっています。
サーフのヒラメ・マゴチ用プラグを探している方はぜひ試してみてください!
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