絶妙なサイズ感「サイレントアサシン120F」のインプレ。シーバス、青物、ヒラメまで狙えるオールラウンダー!

当ページのリンクには広告が含まれています。

本日ご紹介するのはシマノのサイレントアサシン120F

「サイレントアサシン」は言わずと知れたシーバス用ミノーの名作ですが、青物・ヒラメなど幅広いターゲットが狙えるルアーです。

豊富なラインナップがあるサイレントアサシンですが、この120F最も中間的なサイズです。重心移動システム「ジェットブースト」も搭載されており、飛距離も十分。

まさにサーチルアーとしてぴったりのモデルです。

今回はそんな「サイレントアサシン120F」の特徴や魅力、おすすめカラーなどについてお話ししようと思います。

サイレントアサシン」以外のおすすめミノーはこちらにまとめてあります。

目次

サイレントアサシンとは?

出典:シマノ公式HP

サイレントアサシン」はシマノが販売するソルト用ミノー。

特にシーバス釣りにおいて人気のあるルアーで、様々なモデルが存在しています​。最新モデルには「フラッシュブースト」や「狂鱗」、「ジェットブースト」と呼ばれる技術が搭載されています。

非常にラインナップが豊富で、サイズ別・ブースト別で12種類も展開されています。さらに、それぞれに沈下パターンのタイプが最大3種類(F/S/SP)あります。

F・S・SPは以下の略称記号です。

F:フローティング(水に浮くタイプ)
S:シンキング(水に沈むタイプ。沈下速度速め)
SP:サスペンドタイプ(一定のレンジに留まるタイプ)

今回ご紹介する「サイレントアサシン120」はフローティング(F)のみになります。

〈2024年現在のラインナップ〉

  • サイレントアサシン 80S ジェットブースト
  • サイレントアサシン 80F/80S フラッシュブースト
  • サイレントアサシン 99F/99S/99SP ジェットブースト
  • サイレントアサシン 99F/99S/99SP フラッシュブースト
  • サイレントアサシン 120F ジェットブースト
  • サイレントアサシン 120F フラッシュブースト
  • サイレントアサシン 129F/129S ジェットブースト
  • サイレントアサシン 129F/129S フラッシュブースト
  • サイレントアサシン 140F/140S ジェットブースト
  • サイレントアサシン 140F/140S フラッシュブースト
  • サイレントアサシン 140S ジェットブースト ノースプレミアム
  • サイレントアサシン 160F ジェットブースト

各モデルで特徴が異なるので、釣りの条件や魚種に応じて選ぶことができます。もともとはシーバス用ルアーとして開発されましたが、飛距離や汎用性の高いデザインであることから、様々な魚種を狙えるルアーと定評があります。

▼基本の万能カラー、ブルーシルバーは初心者にもおすすめ。

「サイレントアサシン120F」について

数あるラインナップの中でも「120F」は、以下の特徴があるモデルです。

「12cm」という汎用性が高いサイズ感

長さは12cm。短すぎず長すぎず、絶妙な長さです。シーバスのメインのベイトは10cmくらいの稚鮎やハクなどの小魚なので、ちょうどいい長さです(落ち鮎やコノシロなどのビッグベイトのパターンもあります)。また、春秋に沿岸部に接岸するカタクチイワシも5〜10cm程度なのでこちらもちょうどいい大きさです。

ベイトよりも一回り大きいサイズは目立つので、活性が高い個体を仕留めやすいです。ベイトが小さい時や食い渋っている状況では、「99」サイズが適しています。

▼ワンサイズ小さい「99」のインプレはこちら!

「120F」は19gとそれなりに重量もあって飛距離が稼ぎやすいので、朝一番のサーチルアーとしても適しています。

「2フック」でがっちりフッキング!

120サイズは2フック仕様になってます。129以上から3フックです。

2フックの良さは、フッキングが強いこと。合わせの力を集約できるので、しっかり針掛かりさせることができます。また、フックが少ない方が水中での動きがナチュラルになるというメリットもあります。

「ジェットブースト」で投げやすい&着水後すぐにアクション可能

ジェットブーストとは、シマノ独自の重心移動システムAR-Cシステムを搭載したモデルのこと。バネの力で重心が素早く移動するので、非搭載に比べて飛距離が出やすいのが特徴。実際、12cmで19gという決して高比重とは言えないスペックの割にはかなり良く飛びます。

また、着水後もバネの力で重心がすぐに戻ってくれるのも長所。着水後すぐのリトリーブでもアクションが破綻することなく動いてくれます。

長めのリップ→レンジは1m前後

リップは長めになっています。これにより、潜行レンジは1m前後と少し深め。シーバスやサワラ・イナダなどの回遊系の魚は表層50cm~1mくらいにいることが多いのでちょうどいい深さです。

レンジは、ロッドの角度やリトリーブスピードで調整可能です。

アピール力重視なら断然「フラッシュブースト」!

キラメキによるアピールを重視するならフラッシュブーストの一択ですね。特に青物狙いやマイクロベイトパターンにおいては、断然フラッシュブーストタイプをおすすめします。前述のようにフラッシュブーストタイプにもAR-Cシステムが搭載されていますので、飛距離は問題ありません。

キラメキを抑えてナチュラルに攻めたいという時は、ジェットブーストがいいですね。

基本性能

基本の「遠投性能」、「巻き」、「フォール」に関してです。

遠投性能

ラテオ96M(PE1.5号)で投げて50~60mくらい。フローティングミノーの中では圧倒的に飛ぶ方ですよね。

ただ、ボディが12cmあるのとリップが長いので風には弱いです。特に横風の時が崩れてしまって飛ばないですね。

巻き

アクションは、強すぎないウォブンロールアクション。高速巻きの時は適度にお尻を振ったウォブリングアクションでしっかり波動を出してアピールします。低速巻きの時はゆらゆらと弱く揺れるローリングアクション

前述のようにAR-Cシステムで重心の戻りが速いので、着水後すぐにアクション開始することができます。

F/S/SPの使い分けについて

120サイズはフローティング(F)タイプのみですが、一応タイプ別の使い分けをお伝えしますね。

この3種類は次のように使い分けると効果的です。

F(フローティング)

  • シャロー帯(浅い)を狙う時
  • 表層付近を狙いたい時
  • ナブラが立っている時

S(シンキング)

  • 水深があるポイントの時
  • 遠投が必要な時
  • 荒れている時
  • 魚が沈んでそうな時

SP(サスペンド)

  • 一定のレンジにルアーを留まらせたい時
  • 汽水域で使用する時
  • 強い波動を出したい時

どんな魚が釣れる?

シーバスがメインターゲットになりますが、青物にもかなり効果的。また、サーフのフラットフィッシュ(ヒラメ・マゴチ)でも高い実績があります。

  • シーバス(河川、サーフ、堤防などあらゆるフィールド)
  • ヒラスズキ(磯、サーフ など)
  • 青物(イナダ、サワラ、カンパチ)
  • ヒラメ
  • マゴチ
  • 真鯛
  • イサキ

おすすめのタイプとカラー

現在、フラッシュブースト・ジェットブースト合わせて18種類がリリースされています。

この中から個人的におすすめの5種類をご紹介しますね!

①サイレントアサシン120F フラッシュブースト Tスケボラ

サイレントアサシンの代名詞とも言えるクリアカラー。「ボラ」「スケボラ」があるんですが、このスケボラプレートがゴールドになっているのが特徴。濁っていたりして少し光量が少ない状況や、自然界にないカラーで目立たせたい時に適したカラーです。

まずめ時などローライトな状況ではケイムラ仕様Tクリアーがおすすめ。

②サイレントアサシン120F フラッシュブースト Fレッドヘッド

なぜが良く釣れる不思議なカラー、レッドヘッド。アピールカラーのとナチュラルカラーのホワイト・シルバーの組み合わせ。赤で寄せて、白で喰わせる。そんなイメージですね。

フラッシュブーストはフラッシングの効果もあり、より集魚効果が高くなっています。

③サイレントアサシン120F フラッシュブースト Fマイワシ

ナチュラルカラーの王道、ブルーシルバー。状況を選ばない万能カラーなので、河口、サーフ、堤防あらゆるシチュエーションで使えます。12cmというサイズ感であることからも、サーチルアーとして最適ですね!

ミノー初心者の最初の1個としてもおすすめのカラーです。

④サイレントアサシン120F ジェットブースト マットコノピンク

視認性の高い、濃いピンク。ピンクが効く朝まずめの時間はもちろん、曇りや濁りなどローライトな状況でも魚にしっかり届くカラーです。

マット調であえてフラッシングを抑えてあり、必要以上に魚に警戒心を与えないカラーになってます。

⑤サイレントアサシン120F ジェットブースト Nキャンディ

こちらも濁りの定番カラー、チャート系河川・サーフ・堤防などどのフィールドでも濁りはありますので、1個持っていると心強いカラーです。

私はチャート系は主に濁りで使うことを想定しています。なのでフラッシュブーストではなくあえてジェットブーストを使っています。

▼メタルジグに関してですが、ルアーカラーの選び方は下記記事で解説しています。

「サイレントアサシン120F」の効果的な使い方

「サイレントアサシン120F」の効果的な使い方をいくつかご紹介しますね!

基本はタダ巻きでOK!

フローティングミノーなので、基本的には巻きで使います。ただ巻きでもウォブリングアクションとフラッシングで十分なアピールをしながら泳いでくれます。一定スピードのただ巻きでもいいですが、スピードを変えてみたり、ストップ&ゴーで誘ってみるとさらにバイトチャンスが増えます。

ストップの際はあまり長時間止めてると浮いてきてしまうので注意が必要。

ドリフト

河川や流れのある場所ではゆっくりと流れに乗せていくドリフトも効果的。手元にルアーが動くブルブルという振動が伝わるかどうかくらいのスピードでリトリーブするのがポイント。活性が低い時は、ルアーが動くか動かないか微妙なくらいのスピードの方が反応が良いことも、よくあります。

軽いジャーク

リトリーブ中に軽いジャークを入れるのも効果的。フローティングミノーなのであまり激しいジャークはアクションが破綻してしまいますが、軽めなジャークは良い誘いになります。フラッとバランスを崩す「チドリ」を発生し、リアクションバイトを誘えます。

堤防など足場が高い釣り場では、ロッドを下に向けて下方向にジャークするとレンジをキープしやすいですよ!

まとめ

以上、シマノ「サイレントアサシン120F」の紹介でした。

120サイズは適度なボリューム感で、さまざまなフィールド、ターゲットに対応可能な万能モデルです。フローティングミノーの中では遠投性能が高いので、サーチルアーとしても活躍しますね。

サイレントアサシンデビューするならまず押さえておくべきモデルですよ!

▼ショアジギング用ルアーのおすすめまとめはこちら!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次